自作キーボードCharybdis とりあえず左側が完成する
マイコンボードの取り付け
Charybdisの左側の加工作業は、キーマトリクスが完成すれば、残す所はマイコンボード関連だけです。
加工するのはリセットスイッチとTRRSジャックです。
MCUの選定
BASTARD KEYBOARDSの仕様ではELITE-Cというマイコンボードを取り付け用のPCBにはんだ付けして、そのPCBをケースにネジ止めするようになっています。
しかし、今回は手持ちの中華Promicroを使い、ピンヘッダでキーマトリクスと繋ぎます。
さらにマイコン取付用のPCBは使いません。
USBの端子について
手元のPromicroはMicroUSB仕様ですが、今更MicroケーブルでPCと接続するのは如何なものか、という感覚があります。
そこで100均のUSBケーブルで延長し、USB-Type Cのブレークアウトボードをケース側に付けることにします。
TRRSジャックについて
左右キーボードの接続に使用するTRRSジャックは、ケースの穴に通してネジ止めするタイプを使います。
取り付け加工が楽で、ケースの穴をリーマーで広げるだけです。
リセットスイッチについて
Promicroに付けるリセット用のスイッチは、普通のタクトスイッチです。
本来は底板に穴を開けて固定する仕様みたいですが、滅多に使用しないので、ケース内に転がして置きます。
配線を完了する
一通り配線した状態が下の写真です。
コストをケチって手配線をしたりPromicroを使ったりした影響で、ケース内の隙間があまり無く、ケーブル類も結構邪魔になるのでマイコンボードが固定できません。
最終的にはサムクラスタ辺りの空間に押し込みました。立体的な造形のキーボードならではの解決策です。
あとは底板をねじ止めすればハードウェアとしては出来上がりです。
動作確認
キーボードとして動作させるにはファームウェアの書き込みが必要です。
暫定的にDactyl ManuformのQMKファームウェアを手直しして入力テストをしてみましたが、とりあえずは全部のキーが動作しました。
キーの動作確認はQMK ConfiguratorのTEST KEYBOARDを使いました。
(次回へ続く)