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【自作キーボード】 キーボードの選択とケースの表面処理
前回のあらすじ
コンパクトな分割キーボードが使いたくなりました。
とりあえず候補となる3つのキーボードのケースを3Dプリントして、どれかを選ぶ事にしました。
どれかを選ぶと言ったな…あれは嘘だ。
と言ったものの、別に一つに決める必要もないよねって事で、以下の二つを作る方向で進める事にしました。
1つ目はCharybdisのMini版です。
まずは3x6のキーボードにトライしてみようと思いました。
海外ですと5列の作例は多いのですが、日本では比較的少なく6列の例が多いような気がします。(個人的な感覚です)
1つ作るも2つ作るも同じじゃないか…
もう一つはCorne(手配線)です。
実際のところ、スペアのセンサー部品を使う前提で、2つ目のトラックボール付きキーボードを作ることは既定路線でした。
ですが、どうせCorneも後から試してみたくなるに決まっています。
いっそのこと同時並行で効率よく進めることにしました。
どちらもキー数の少ないコンパクトなキーボードです。
手配線であればそれほど追加コストはかかりません。
キースイッチとキーキャップとダイオード、あとはマイコンくらいで、一万円行かないでしょう。
作業開始、ケースの表面仕上げから
ということで作業を進めます。
まずは、印刷したケースを仕上げます。
印刷したままでは表面が荒れて見るに堪えない状態なのは、前回のDIY時に経験済です。
今回はペーパー処理と塗装を、最初にきっちりと行いました。
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プレートは手配線用のものに変更しました。
スイッチを付けて悦に入る
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塗装が済んだのでいったんキースイッチを取り付けてみました。
Charybdis Miniのスイッチは、Gateron Pro Ver3の茶軸です。
値段と成形色が選択の決め手でした。
ただし36個のセット売りなので、数が足りません。
足りない部分は、他の茶軸のスイッチをバラで買って追加しました。
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ABSで透過型の二重成形。
Corneの方は、スイッチと同時にキーキャップも取り付けてみます。
OEMプロファイルですが、四角っぽい形が少しカッコ悪いですね。
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左側は買い足しした奴。
スイッチはHOLY PANDAです。
前回のCharybdisの余りと、足りない分は買い足しました。
前回はFEKERのものでしたが、買い足しした物は別のもう少し安い奴です。
両者のキータッチは意識して比較すると結構違う感じですが、普通に使う際には差はあまり分からないと思いました。
マイコンは、手持ちの物がラズパイPICOしかありません。
Corneのケースに対しては少し大きすぎるので、小さめのマイコンをオーダーしました。
これが届き次第作業を進めることとします。
(次回へ続く)