むせ込みと拍手の一体感
こんにちは。
昨日は『INNOVATION WORLD FESTA』、通称『イノフェス』に参加してきました。
『J-WAVE』と『筑波大学』の共催によるイベントで最先端のテクノロジーと各界のアーティストやクリエイターやイノベーターが登壇し、『音楽とテクノロジーで日本にイノベーションを起こそうぜ!』というような主旨のイベントです。
登壇したのは落合陽一さん、西野亮廣さん、ジャルジャル、のんさん、亀田誠治さん、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどなど超豪華なラインナップです。
僕がこのイベントに初めて参加したのは一昨年で、経済ニュースアプリの『NewsPicks』の影響で落合陽一さんを知り情報を追っかけているとイノフェスに辿り着いたのがきっかけです。
そのときは棋士の羽生さんと落合陽一さんのトークセッションが何よりも面白くて、トークなのにまるでスポーツ観戦しているかのように興奮したのを覚えています。
他にも最先端のテクノロジーに触れる体験ができるなど、情報のインプットとアップデートの為にも参加するメリットは高いと感じているイベントの1つでした。
残念ながら去年はコロナ禍でオンラインのみの開催でしたが、今年は有観客でのイベント開催となって実際に会場に足を運ぶことができました。
今回のイベントで1番印象に残っているのは『アジカン』のライブです。
演奏途中にボーカルのゴッチさんが喉をむせこんで歌詞を歌えない時間が生まれてしまったのですが、ゴッチさんを応援するように観客の拍手の音が大きくなったんですね。
それは明らかにゴッチさんへのメッセージで、観客の一体感が生まれた瞬間を感じられました。
コロナ対策でマスクはしたまま、演奏中の掛け声や大きな声なども発してはいけないルールが定められているので観客ができるのは拍手や手振りや体を揺らすなど。
コロナ禍でなければ『かんばれー!』みたいな掛け声が飛びかう場面だと思うのですがコロナ禍では拍手をするのが精一杯。
でもその限られた条件の中で小さくても一体感というものは生み出せることや、逆に限られた条件の中だからこその空間が生まれているということを体感出来たことがとても嬉しかったです。
正直アジカンはあまり聴かなくて『リライト』くらいしか知らなくて申し訳ないのですが、でもやっぱりそんなのは生の演奏では関係ありません。
ベースやドラムの音を聴き分けたり、楽しそうに演奏しているアーティスト達のその姿を見ること、それに反応して体を揺らしている観客を見たり、そんなことができる生ライブの空間はやはりとても幸せを感じられて自然と笑顔になれる場所です。
MCでゴッチさんも言っていましたが、むせ込んだ時に拍手で気持ちが伝わってきたことがまさに有観客でライブを行う意義だと。
つまり、それはお互い様なんですね。
あと、ゴッチさんがSNSに関して話していたことで「キラキラしたことばかり発信するのはしんどいし、センシティブな内容で誰かを傷つけたり、炎上するのもしんどい。でも、小さな悩み事なんかを1人で抱え込むんじゃなくて人を傷つけない程度に悩みを共有していく。そんなSNSの使い方もあるのかなって。」
アジカンといえば、オリンピックに対するツイートやフジロックの出演で批判を浴びたりもしていました。
そういった背景もあるゴッチさんの心情を思うとその話の内容はグッと胸に響きました。
それにライブの演奏からもそういったものが伝わってくるし、感情が高まっていたことも影響してよりゴッチさんの言葉に感動したんだと思います。
何かの研究者や偉い人が理論立ててただ上手に話すことよりも、演奏後のアーティストが語る言葉の方がより伝わるのは音楽という表現方法が持つ1つの特徴だと思います。
また、落合陽一さんのトークの中では『絵画よりも音楽やダンスの方が発展してきたというお話があり、その理由は絵画は持ち運ぶことに限界があるが音楽やダンスにはそれがないから』ということを話しており非常に納得できました。
最新のテクノロジーの話や資本主義と共産主義の話、プロセスエコノミーやSDGs、コロナ禍によって生まれつつあるニューカルチャーの話など今年も盛り沢山だったイノフェス。
テクノロジーの力で物理的な制限が少なくなりコロナ禍でオンラインが身近になってきているとはいえ、特にアジカンのライブのおかげでまだまだリアルの中にある力、音楽の力を再認識、新発見させられる時間となりました。
本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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