【1日1文献】課題指向型アプローチを実施し,ボタン着脱が可能となった症例#課題指向型アプローチ#頸髄症#ボタン着脱動作 7 w 2023年7月24日 12:31 参考文献:課題指向型アプローチを実施し,ボタン着脱が可能となった症例筆者:早川 文生発行日:2019年掲載元:第39回近畿作業療法学会検索方法:インターネットキーワード:頸髄症,知覚運動アプローチ,把握動作【はじめに】・近年,脳卒中患者に対する課題指向型ア プローチの効果が多く報告されている.・脊髄脊椎疾患 における課題指向型アプローチの報告は少ない状況に ある.・今回,頸椎症性脊髄症により巧緻動作障害,感 覚障害を呈した事例に対し,課題指向的な巧緻動作訓 練,知覚識別課題を併用した結果,事例の目標である ボタン装着動作の獲得に至ったため報告する.メモ・本症例は識別能力低下により,過剰な緊張が 生じ,把握力調整が困難となっていた.・中田は「物 質の性質を知るための適刺激を作り出しているのは, 自らの手の動きである.・したがって,特定の受容器の 興奮を起こすための能動的な動きが必要である.」と 述べている.・能動的な探索課題を繰り返し行ったこと により,体性感覚を受容しやすい動作が可能となり, 把握力調整の改善に繋がったと考える.・岩村は「体 性感覚フィードバックは,定常の出力を維持すること, 負荷の変動に対処すること,運動遂行時のエラーを検 出して正すことのために使われる」と述べている.・改善した識別能力を用いて体性感覚フィードバックを 受けながら,課題指向的な道具を使用した巧緻動作練 習を実施したことで,使用依存的な再学習の促進が図 られたと考える参考URL:http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/O5-1.pdf ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #作業療法士 #文献 #課題指向型アプローチ #頸髄症 #ボタン着脱動作 #把握力調整 7