【1日1事例】〈総説〉Gross Motor Function Measure(GMFM)を用いた 小児リハビリテーション治療の検討 ―文献的考察― #GMFM #EBM #粗大運動 #脳性麻痺 #小児リハ
参考文献:Gross Motor Function Measure(GMFM)を用いた 小児リハビリテーション治療の検討 ―文献的考察―
筆者:高橋 秀寿、関 勝、里宇 明元
発行日:2005年
掲載元:リハビリテーション医学 VOL.42 NO.7
検索方法:インターネット
キーワード:: GMFM,エビデンスレベル,EBM、粗大運動,評価,脳性麻痺,痙縮
要約
目的:今後の小児リハ分野におけるエビデンスの蓄積,創出のための一助とすること
対象:「GMFM」をキーワードとし、1995~2004年の 10年間で検索
方法:
検索された58文献の中から,GMFM の評価法としての信頼性,妥当性に関する論文は除外.また,CPおよびその他の疾患の運動発達,痙縮治療の 効果判定,腱移行延長術,物理,運動療法などの効果判定,および歩行分析との比較について述べた39文献についてレビューした.
結果:小児の運動発達に おける粗大運動能力の評価尺度として,疾患によらず,経時的に,しかも客観的評価が可能である.さらに,さまざまな治療効果の判定,他の評価法との比較に用いることが可能であることがわかった.
調べた単語:「脳性麻痺」
・お母さんのお腹の中にいる間から、生後4週間までの間に発生した脳への損傷によって引き起こされる運動機能の障害を指す
・進行性疾患、一過性の運動障害や、将来正常化すると予測されるような状態では、脳性麻痺には該当しない
・脳への損傷の主な原因としては感染、低酸素、脳血管障害、核黄疸などが挙げらるが、原因が不明なものも多い
主な症状
* 手足の麻痺
* 体の硬さ
* 反り返りが強い
* 手足がバラバラに、常に動く(不随意運動)
* バランスが悪い
* 知的発達障害
* 飲み込みや、噛む力の問題
* 視覚障害、てんかん、情緒の問題など
参考URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1963/42/7/42_7_475/_pdf