【1日1文献】パーキンソン病を合併した首下がり症候群#パーキンソン病#首下がり症候群 5 w 2023年9月25日 20:04 参考文献:パーキンソン病を合併した首下がり症候群筆者:遠藤 健司, 西村 浩輔, 鈴木 秀和, 小西 隆允, 粟飯原 孝人, 山本 謙吾発行日:2023年掲載元:Journal of Spine Research 14 巻 (2023) 5 号検索方法:インターネットキーワード:首下がり症候群, パーキンソン病, 脊椎矢状面アライメント【抄録】はじめに:・パーキンソン病(PD:Parkinson's disease)において首下がり症候群(DHS:dropped head syndrome)は0.4~6%に発症すると報告されているが,疫学,全脊椎アライメントや予後の違いは不明である.対象と方法:・DHS患者168例(男41例,女127例,平均74.1歳を対象として,退行性変化により発症したINEM(idiopathic neck extensor myopathy)-DHS患者,パーキンソン病と診断されたPD-DHS群,薬剤性のパーキンソン症候群と診断されたDIP(drug induced Parkinson's disease)-DHS患者について比較検討した.結果:・INEM-DHSは116例(69.0%),PD-DHSは13例(7.7%),DIP-DHS 6例(3.6%),その他33例であった.・3群ともに女性が多く,PD-DHS,DIP-DHSは発症年齢が低かった.・PDの診断は,DHSの初診時検査で診断されたのは3例(1.8%),PD診断から1年未満でDHS発症は4例(2.3%),1年以上は6例(3.6%)であった.・脊椎矢状面アライメントは,PD-DHS,DIP-DHSにおいて後弯変形が強かった.臨床症状は,PD-DHSで重症例が多く予後は劣っていた.結語:・DHS患者におけるパーキンソン病の合併率は7.7%,首下がりを契機にパーキンソン病の診断がされた症例は1.8%であった.・PD-DHSの特徴はINEM-DHSと比較して頚椎後弯変形が強く,発症時臨床症状は連続前方注視歩行困難例,予後不良な例が多かった.参考URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspineres/14/5/14_2022-0051/_pdf/-char/ja ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #作業療法士 #パーキンソン病 #文献 #アライメント #首下がり症候群 5