【1日1文献】橈骨遠位端骨折術後の自主練習量と治療成績の関連─自主練習プログラムの有効性─#自主練習#橈骨遠位端骨折

参考文献:橈骨遠位端骨折術後の自主練習量と治療成績の関連
─自主練習プログラムの有効性─
筆者:櫻井 利康山崎 宏小林 勇矢奥原 健史三村 祐太
発行日:2020年
掲載元:作業療法 39 巻 (2020) 5 号
検索方法:インターネット
キーワード:橈骨遠位端骨折(自主練習)治療成績(労災)作業療法

【要旨】
・本研究では,橈骨遠位端骨折後に掌側プレート固定術を行った47例に先行研究を参考に術後6週間の自主練習プログラムと作業療法を組み合わせて実施し,自主練習量と治療成績の関連,自主練習量に関連する患者因子を明らかにした.
・治療成績は術後6週・12週にPRWE(Patient-Rated Wrist Evaluation),手関節可動域,握力を評価した.
・結果,自主練習量と治療成績の関連は70歳以上で術後6週の回外可動域と関連していたが,その他の治療成績との関連は明らかではなかった.
・また,自主練習量に関連する患者因子は労災であった.
・本研究の結果から自主練習プログラムは作業療法による指導を組み合わせることで,良好な治療成績が得られる有効な手段と考えられた

メモ
・本研究 では,高齢者でも自主練習量を多く行うことで前腕回 外可動域の改善を認める結果となった,
・これは前述の Krischak らが,午前と午後の 1 日 2 回の自主練習を行 うことで,改善を示した前腕回内・回外可動域の結果 を支持している.


参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/39/5/39_568/_pdf/-char/ja 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?