【1日1文献】作業を困難にする「健康の社会的決定要因(SDH)」とは?─作業的公正の視点─#作業的公正#SDH#健康格差

参考文献:作業を困難にする「健康の社会的決定要因(SDH)」とは?
─作業的公正の視点─
筆者:武田 裕子
発行日:2023年
掲載元:作業療法 42 巻 (2023) 2 号
検索方法:インターネット
キーワード:(健康の社会的決定要因)(健康格差)(作業的公正)(「やさしい日本語」)(SOGI(性的指向・性自認))

【抄録】
“人々が生まれ育ち,生活し,働き,そして歳をとるという営みが行われる社会の状況”が健康格差を生じるとき,WHOはそれを「健康の社会的決定要因(Social determinants of health;以下,SDH)」と定義した.舗装されていない道路や段差などの物理的環境にとどまらず,雇用や収入,社会保障制度,さらには自立を阻害する差別や偏見といった社会状況は,困難を抱える人たちにこそ大きく影響する.SDHは社会的公正(social justice)に基づく取り組みと位置付けられているが,この公正の考え方をいちはやく明示した医療職は作業療法士である.“作業を利用し,環境に働きかける”行いは,作業の権利を保障するものであり作業的公正の実現に他ならない.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/42/2/42_129/_pdf/-char/ja

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