【1日1文献】一般市民は老衰と考えられる状態となったときに どのような医療を希望するか ~一般市民への老衰死に関するインターネット調査より~#老衰#一般市民#インターネット調査

参考文献:一般市民は老衰と考えられる状態となったときに どのような医療を希望するか ~一般市民への老衰死に関するインターネット調査より~
筆者:今永 光彦外山 哲也
発行日:2022年
掲載元:日本在宅医療連合学会誌 3 巻 (2022) 1 号
検索方法:インターネット
キーワード:老衰一般市民検査治療

【抄録】
目的:老衰の状態の際に一般市民がどのような医療を希望するか明らかにする.
方法:一般市民にインターネットによるアンケート調査を行った.シナリオを提示して患者が自身だった場合と家族だった場合について質問した.
結果:経管栄養・心肺蘇生は,「望まない」が自身・家族の場合共に最多であった.輸液・肺炎合併時の抗菌薬投与は,自身の場合は「望まない」が最多で,家族の場合は「望む」が最多であった.
結論:一般市民は,老衰となった際に積極的な治療の希望が少ないことが示唆された.輸液・抗菌薬投与に関しては,自身と家族だった場合の回答の一致度が高くなく,家族が代理意思の際の意思決定には留意する必要があると考える.

メモ
・一般市民は,老衰と考えられる状態となったときに,積極的な検査や治療の希望が少ないことが 示唆された.
・全体的に,自分自身の場合よりも家 族の場合の方が,検査や治療を希望する傾向にあ り,患者の意思表示が可能なうちにアドバンス・ ケア・プランニングを行っていくことの重要性が 示唆された.
・特に,輸液・抗菌薬投与に関しては, 自分自身と家族だった場合の回答の一致度が高くなく,家族が代理意思となる際の意思決定には留 意する必要があると考える

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jahcm/3/1/3_3.1_52/_pdf/-char/ja 


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