【1日1文献】当院の自動車運転再開支援における実車評価非移行者の 特徴についての予備的検討#自動車運転#脳損傷#ドライビングシュミレーター 3 wataru 2023年7月27日 07:51 参考文献:当院の自動車運転再開支援における実車評価非移行者の 特徴についての予備的検討筆者:竹原 崇登(OT)1),田内 悠太(OT)1),坂本 利恵(OT)1),和田 陽介(MD)2), 道免 和久発行日:2019年掲載元:第39回近畿作業療法学会検索方法:インターネットキーワード::自動車運転,脳損傷,研究【はじめに】 ・近年,自動車運転再開支援において各医 療機関での取り組みが広がりつつある.・2017年より, 当院においても,リハビリテーション科医師,作業療 法士,言語聴覚士の計5名(臨床経験年数4~15年目) でチームを結成し,実車前評価を中心とした運転再開 支援を開始した.・実車評価への移行を決定するカン ファレンスの参加者は,支援チームを固定とし,その 他のリハビリスタッフを募り,神経心理学検査とドラ イビングシミュレータ(以下,DS)の結果を用いて判 定している.・全国的に,実車前評価の役割は運転不適 格者のスクリーニングとして考えられている.・しかし, 現在も多くの運転評価に対する報告がなされているが, 実車前評価での実車評価移行者と非移行者を比較し, 特徴を検討した報告は少ない. メモ・当院の実車評価非移行に影響を与える因子と して,J-SDSA ドット抹消の誤り数,DS の総合学習 体験内の安全確認,速度項目の下位項目と安全確認の 総合評価であった.・ドット抹消は主に注意力を評価す ると述べられており(加藤ら2015),机上検査におい て実車評価への移行の判別に有効であると考えられる. ・DS の結果では,安全確認時の見落としや速度調整の 項目に差を認めた.・これは,机上検査だけでは確認で きない対象者の特徴を,DS を用いたことで顕在化で きたと考える._一方,先行研究にて TMT 等は実車 運転の可否判定との関連が報告されている(山田ら 2013).・今回の結果では J-SDSA ドット抹消の誤り数 以外の神経心理学検査では有意差が出なかった.・その 理由として,当院では実車前評価の神経心理学検査を 2段階で行なっており,MMSE, TMT-A, BIT を DS 評価へ移行する前のスクリーニングに用いていること が要因と考えられる.・今回の結果は,当院の実車評価 移行への判別の一助となる可能性が示唆された.参考URL:http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/O5-4.pdf ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #作業療法士 #文献 #自動車運転 #脳損傷 #実車評価 #ドライブシュミレーター 3