【1日1文献】日常生活動作訓練が実動作場面で汎化困難であった 慢性呼吸不全患者に対する介入:症例報告#呼吸器疾患#高次脳機能障害#日常生活指導 7 w 2023年9月6日 19:59 参考文献:日常生活動作訓練が実動作場面で汎化困難であった 慢性呼吸不全患者に対する介入:症例報告筆者:土井 胡幸(OT)発行日:2019年掲載元:第39回近畿作業療法学会検索方法:インターネットキーワード:呼吸器疾患,高次脳機能障害,日常生活指導【はじめに】・呼吸器疾患患者の作業療法(以下,OT) は日常生活動作(以下,ADL)訓練を通し,楽にADLが遂行できるよう,呼吸法の指導や動作様式の変更を行う.・近年,慢性閉塞性肺疾患(以下,COPD)患者は 高頻度で高次脳機能障害を呈することが先行研究で報 告されている.・今回,細菌性肺炎にて入院となった慢 性呼吸不全患者を担当した.ADL 訓練にて動作指導 を実施したが,実動作へ汎化できなかった.・そこで, 高次脳機能に留意した介入を実施したので報告する.【考察】 ・先行研究では,COPD 患者の前頭葉機能は FAB の類似性や語の流暢性,抑制で低下を認めると 報告しており,本症例も同項目で減点を認めた.・日常 での関わりや認知機能スクリーニングでは,症例の高 次脳機能は年齢相応程度と思われたが,疾病教育や動 作指導を通して関わることで症状が浮き彫りとなった. ・そのため,慢性呼吸不全患者の全般性認知機能に加え 前頭葉機能を評価の上,症状を考慮した指導方法で ADL 訓練を行う必要がある.・また,COPD 患者には 言語機能に依存しないパンフレット等を用いた訓練が 推奨されている.・本症例に対しても,イラストや短文 で簡潔に指導内容をまとめたパンフレットを用いた訓 練により,実動作への汎化や退院後の生活に影響を与 えたと考える参考URL:http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P7-4.pdf ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #日常生活 #作業療法士 #高次脳機能障害 #文献 #copd #呼吸器疾患 #動作指導 #前頭葉機能 7