BTシャント

BTシャント概要

BTシャント(Blalock-Thomas-Taussig)

肺血流が少ない疾患に対して、肺血流を増やす目的で行われます。
全身にいく動脈(鎖骨下動脈など)にシャント(通常、ゴアテックスという素材で作った3-5mm程度の人工の管)を縫い、それを肺動脈につなげることで、肺動脈に流れる血液量を増やします。

画像1

↑「肺動脈閉鎖・心室中隔欠損症」に対して行われたBTシャント術。

ちなみに、『BT』は手術を考案した医師のブラロック(Blalock)とタウシグ(Taussig)の頭文字にちなんでいる。



VPシャント

水頭症の治療法の一つ。

脳脊髄液がたまっている脳室という部分と、腹腔というお腹の空間部分とを医療用の細長い管でつなぎ、脳脊髄液を腹腔へ流すことができる。正式には脳室腹腔短絡術(のうしつふくくうたんらくじゅつ)という名前だが、英語のventriculo-peritoneal shuntを略し、VPシャントと呼んでいる。



いいなと思ったら応援しよう!