【1日1文献】作業遂行の認識の差が改善され協業が可能になったパーキンソン病事例#作業遂行#パーキンソン病#協業

参考文献:作業遂行の認識の差が改善され協業が可能になったパーキンソン病事例
筆者:田代 徹津本 要澤田 辰徳
発行日:2023年
掲載元:作業療法 42 巻 (2023) 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:作業遂行観察協業(ACE(Assessment of Client’s Enablement))

【抄録】
・今回,自己の作業遂行能力を高く認識するパーキンソン病を呈したクライエント(以下,CL)に対してAssessment of Client’s Enablement(以下,ACE)を使用した結果,面接で挙げられた各作業におけるGAPスコアは高く,作業療法士とCL間の作業遂行能力の認識の差が明らかになった.
・作業遂行の認識のギャップを修正するために作業遂行場面を撮影し,フィードバックとともに協議することでACEのGAPスコアは減少した.
・このプロセスにより,作業療法士とCLは協業することができた.この実践から作業遂行の認識の差に着目し,作業遂行場面を共有することは,協業の一助となると考える.

メモ
・作業療法士(以下,OT)は作業を通して健康と幸 福を促進するクライエント(以下,CL)中心の健康 専門職である

・Iwai ら5)は CL の日常生活動作(以下, ADL)の作業遂行能力と実際の作業遂行の間にギャッ プがあり,持っている能力が十分に発揮されていない ことを明らかにした.
・後藤6)は作業遂行に関する CL と OT のギャップを明らかにして共有することで協 業を促進したことを示した.
・これらの報告は CL が自 身の能力を過小評価している場合であるが,CL が自 分の能力を過大評価することによりギャップが生じ る場合もある.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/42/3/42_345/_pdf/-char/ja 


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