【1日1事例】発達性協調運動症児の心理的特徴についての系統的レビュー #発達性協調運動障害 #心理的特徴 #小児
参考文献:発達性協調運動症児の心理的特徴についての系統的レビュー
筆者:大塚 広裕、石倉 健二
発行日:2019年
掲載元:兵庫教育大学学校教育学研究, 2019, 第32巻
検索方法:インターネット
キーワード:発達性協調運動症,心理的特徴,系統的レビュー
要約
目的:発達性協調運動症(DCD)児の心理的特徴についての系統的レビューを行い、国内外の研究と実践 の動向を明らかにすること
方法:系統的レビュー。適格基準、情報源、検索、論文の選択、データの抽 出過程、データ項目を定めた。
対象論文:2010 年 1 月 1 日から 2018 年 7 月 31 日までに出版された論文であること、査読されていること、DCD 児 を対象としていること
結果:
・DCD 児では、不安 ・ うつの可能性、行動面の問題、ウェルビーイング ・ 健康面に影響する問題、身体活動や社会活動への参加の低さ、自尊心の 低さ、身体活動認知の低さ、親の不安 ・ うつとの関係、仲間関係の問題、運動技能や運動技能以外での日常生活への影 響などが認められた。
・このことより、DCD 児については運動技能だけでなくこれらの心理的特徴についても把握していく必要性が考察された。
メモ:
・DCD についてなされた系統的レビューでは、運動介入とその運動能力の改善についての研究が多くなされている。一部には、 DCD 児の情緒・行動・友人関係といった心理面にも運動介入が効果を挙げている報告もある。しかし、DCD 児者が有しや すい心理的特徴やその改善についての系統的レビュー はまだ行われていない。
参考URL:
file:///Users/wataruisshiki/Downloads/gakkokyoiku_vol32_28.pdf
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