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いざ、吉備津神社へ



小説に導かれて来た倉敷。2日目の朝。
帰りの飛行機までの限られた時間。
もう一つの行ってみたいところ、吉備津神社へ向かう予定だ。

昨晩は少し飲み過ぎたにも関わらず、朝の目覚めは快調。登ったばかりの太陽が遠くから部屋を照らしていた。自宅とは違い自分の身支度さえすれば出発できる。さっとシャワーを浴びて、朝食用に買っておいたベーカリーのパンとコーヒーをすすり、急いでチェックアウトした。7時を回るちょっと手前だ。昨晩イメージしたパターンの一番早いパターンだ。やったね!
せっかく早く出られたのだから、朝の美観地区を堪能してから駅に向かうことにした。昼間とは打って変わって人のいない美観地区。登ったばかりの朝日の優しい光が差し込んだ風景を全身で吸い込み、身体中に優しさが駆け巡った、、気がした。

朝の美観地区



想像よりも人の多い電車に乗り、いざ吉備津神社へ。
吉備津駅を降りると空は高く、太陽の光にも強さを感じた。歓迎されていると思わずにはいられない空気と光のなかを歩いていた。


参道
参道から見えるお山

朝の神社はとても静かで、綺麗な空気だった。他の観光客は2.3組で、長い回廊では自分の足音が響き渡っていた。途中、回廊脇では弓道場があり、矢が放たれる音が更に場の空気を引き上げてくれた。
そして、何より帰り際に見た樹齢600年の銀杏の木から陽の光が降り注ぎなんとも言えぬ幻想的な空気に包まれた。あー、来てよかった、ありがとうって、思わず声に出してしまうほどだった。

噂の長い回廊
樹齢600年の銀杏の樹


大満足し、再び吉備津駅へ。
空港に着いてからお土産をたんまり買って飛行機へ。機内では富士山がお供してくれました。

帰りのお供の富士山


こうして、私のささやかな一人旅の幕は閉じられたのだ。

また、行きたい。多分、行くだろうな。

倉敷へ。


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