「買う」という選択肢を疑う
昨日はクリスマスイブでした。
仏教徒の家庭で育った私はクリスマスに全くなじみがなく、今でも「イブって何日?」って毎年思っている人です。
「日本人だけはなぜかクリスマスにチキンを食べる」
っていうのを聞いた時から
「いや、食べなくてもいいんじゃない?」
と思っていたのは口が裂けても言えません。
というのも、夫はクリスマス大好き。
子どもの頃にクリスマスのプレゼントが枕元に置かれていたのに狂喜乱舞したタイプです。
チキンを食べ、ケーキを食べ、他にも美味しいものを食べてプレゼントをあげたりもらったり
というテッパンのクリスマスを過ごしたい人です。
興味のない私と興味ありありの夫。
毎年、人でごった返すショッピングモール等に行って高いチキンを「買い」高いケーキを「買い」高いその他のごちそうを「買う」
それが当たり前になっていました。
それらを家で自分で作る人ってどれだけ料理好きでマメな人なの?
買ったら楽なのに
くらい思っている人でした。
今年は片付けを徹底的にして迎えたクリスマス。
なんの気負いもなく
「作るわ」
という気分になりました。
砂糖や添加物まみれなのに、いつもよりずっと高くて人混みの中、争奪戦のように奪い合う物たちを「買う」という選択をしませんでした。
コストコで前に買って冷凍されている胸肉でローストチキンを作り、
チョコケーキ好きな息子のために、砂糖不使用のメープルシロップを使ったチョコケーキを焼き、オーガニックのフライドポテトを揚げ、大満足なクリスマスの料理になりました。
プレゼントは、というと。。。
夫はきっと何か息子たちの枕元に置きたかったのでしょうが、さすがにあれだけ物を廃棄した直後ですから、彼も「物を増やすこと」に躊躇したのかもしれません。今年はプレゼントの用意はありませんでした。
そもそも、子どもたちふたりともそういうサプライズのプレゼントに全く興味のない子達です。おかげで平和なクリスマスです。
来年はどうなるか分からないけど、チキンもケーキも正直買ってくるものより好評でした。
私の気持ちが変わらなければ、今後もこのスタイルかな〜。