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80歳の老後破綻を目の当たりにして切ない①
今日の話題はお金のこと、、片付けのこともあるかな、と思います。
うちの長男の同級生のおばあちゃんのお話です。
切なくて切なくて・・・・・彼女のことを思うと心が苦しい。
今日、私が貸したお金の一部を受け取ったんだけど、その中に入っていた「これ良かったら使って」と言われた品を見て、涙が出そうになりました。
そのおばあちゃんは私の大切な大切な友人です。
そのおばあちゃんの娘さんが、20歳そこそこでできちゃった結婚をして、双子を出産。結婚はしたけど、だんなさんは海外にいることが多いお仕事でほとんど同居もせず、別居婚の状態。そして若いママは双子を育児放棄してしまいます。
そこで子ども好きのママのお母さん、つまり双子のおばあちゃんがかわりに双子を育てることになったのです。
その双子のひとりには障害があり、うちの長男と小学校が一緒だったのです。
なので、そのおばあちゃんとはほぼ「ママ友」。
障害のある子の子育てについて語ったりお茶したり、ランチに行ったり。
それはそれは仲良くさせてもらいました。
そのおばあちゃんは高級住宅街でご商売をされていたおうちの娘さんで、高級な物、高級な食べ物、そしてお金持ちの人たちに囲まれながら育ったのです。
結婚後も生活は変わらず、今回の育児放棄したという娘さんも着せ替え人形のようにかわいらしい洋服を着せ、誕生会には高級な物を並べて競いあうようにパーティを開いたりしていたそうです。その娘さんの服のおさがりは、近所のママたちで争奪戦になるほどだったそうです。
そのおばあちゃんは身のこなしも軽やか、着ているものも洗練されていて、手土産に、とくださる物は普段私が目にすることがないような「お取り寄せ」の物だったり「わざわざ遠くまで買いにいったような物ばかりでした。
そして、一番すごいと思ったのは、毎月デパートのブランド子供服のお店で、双子の服を6、7万円分くらい購入しているというのです。
それも「今着れる物」だけでなく、2、3年後までの分まで。
自宅のタンスはブランド子供服で埋まっている
と話していました。
ここまで書くといやらしい感じに聞こえるかもしれないですが、そのおばあちゃんは本当に粋で、とても愛情豊かで、そういうお金持ちのお話しも嫌味なくさらっと話す方なので私は大好きでした。
「私は服が好きで、気づくとデパートに行っちゃうのよ〜〜」
「いや〜〜すごいね、うちなんてユニクロとか西松屋、しまむらばっかりよ〜」
という会話が何度も繰りかえされたものです。
そして、娘さんが小さかった頃と同じで、やっぱり双子の服もおさがりになります。そのお下がりが同級生だったうちや同じ学年の仲良くしていた家にいきます(双子なので2セットずつあるしね)
それが全部高級なブランド服。
なので、うちの息子たちは中学生くらいまで、かなり良い服を着てましたw
その双子から長男へ、長男から次男へ。それでもブランドの服は持ちがいいですね。その次にまわっていくことも多かったです。
気づくとうちの衣装ケースにはいつも、そのおばあちゃんからいただいた子供服がいっぱいになっていました。
そして、、、
同級生のママ友とのランチも、そのおばあちゃんから誘われるのはホテルのランチバイキングとか日本料理のお店とかでした。
そして、、、これを思い出すたびに後悔の念が起きるのですが、必ずおごってくれたのです。
もちろん私たちは
「いやいや、出すよ、割り勘にしようよ」
と結構何度も何度も言いましたが、彼女は絶対に払わせてくれません。
ささっと粋に払ってしまい、支払い後に私たちが渡そうとする現金も決して受け取りませんでした。
その上、ホテルなどであれば、ケーキなどをささっと買って
「家族で食べて」
とお土産まで渡してくれるのです。
ホテルのケーキ、、、高いです。
「この人は本当に相当お金持ちなんだな」
と思っていました。
おごった後の彼女はとても幸せそうだったのを覚えています。
人の喜ぶ顔を見るのが好きな彼女。
私たちも
「そこまで言うなら、、本当にありがとう。次の機会はおごらせてね」
と言うばかりで、また次も払わせてくれない、という関係が10年以上続きました。