80歳の老後破綻を目の当たりにして切ない③
もしかしてお金に困っているのかな?と思いつつ、もうその時点でカフェを出るところ。
お金を返してもらったところでもあります。
そして、プライドの高いお金持ち出身の彼女に
「お金困ってる?」って聞くことはできませんでした。
その日は心にもやもやが残ったままそのままわかれ、帰路に。
そこから2ヶ月くらいでしょうか?
また電話が・・・(今思うと年金とかの振り込み直前くらいなのかな?)
「今、駅なんだけど、兄が体調が悪くて今から行かなきゃいけなくて。。今外で手持ちがなくて。。。ちょっとお金貨してくれない?2万でも3万でも。あなた以外に頼める人いなくて。。。」
もう支離滅裂になってきました。そして金額が上がっています。
お財布が見つからないっていう理由はもう使えないと思ったのでしょう。
この時に思ったのは
「もしかして何か変なことに巻き込まれているんじゃないか?」
「詐欺にでもあったのか」
「脅されていたりするのではないか?」
「育てている双子のどっちかが何かに巻き込まれてるんじゃないか」
色々頭をよぎりにます。
この時点でも
「親しい友人でもお金の貸し借りは絶対にしてはいけない」
っていうのは正直あてはまりませんでした。
真相を聞き出して、困っているのならお金を貸すっていうことよりも何か手伝えることはないかと聞きたいと思って会うことにしました。
カフェに現れた彼女。そういえばいつも綺麗にしていた髪の毛。ニット帽をかぶったまま脱ぎません。うっすら見えている耳元はあきらかに白髪を染めていないのが分かります。
「う〜〜ん、やっぱりそうか。事件とかに巻き込まれているとしたら力になりたい」
そう思って切り出します。
「はっきり聞かせてもらうね。何かあった?お金大変なの?」
彼女はとても言いづらそうにいいます。
「実は姪が詐欺みたいなのにあって300万円を取られたそうで。あの子は鬱で仕事もほとんどできないから生活に困って私が出してあげたの」
彼女は姪っ子(親はもう亡くなられてる)にお金を出してあげて自分のお金がなくなったというのです。
しかし、、、出したお金300万。
もちろん大金です。うちなら大変。
でもでも、あの羽振りの良かった彼女からしたら300万円を姪に貨してそれで、古い友人の私に1万、2万と借金を頼むくらい生活が苦しくなってしまうとも思えなかったのです。
でも、とてもそれ以上を聞き出すことはその日はできませんでした。
私は、、、3万円貨してしまいました。
貸したのは私のお金ですが、
「これは夫にも話そう」
と思いました。
夫も彼女のことはよく知っています。
「お金の貸し借りは・・・」としぶい顔をしています。
それはそうです。
私も今回のお金で最後にさせてもらおうと思っていました。
もうこのお金が帰ってこないならそれでもいいから、お金を渡すのはこれで最後にしようと思っていました。
なんだか3万円でどうにかなる話でもなさそうな予感もしていましたし。
こういう時に世の中は
「金の切れ目は縁の切れ目」
っていうのかもしれないですね。
お金があった相手がお金に困ったら縁を切る??
私はお金があるから彼女と付き合って来たのか?
いや、そうではない。
これ以上お金を渡すことはできないけど、困っているなら力になりたい。
もやもやは募ります。