2023/01/03@Korea
日本が休みだと、どうしても仕事に身が入らない。
リモートワークをしているせいもあるだろう。
在宅のせいか、朝食を摂らない日々が続いている。
以前、日本で一人暮らしをしていたときも朝食は基本的に摂っていなかったが、結婚してからは朝は妻や子供たちと食卓を囲むのが常となっていた。
しかし、また朝食を摂らない生活に戻ると、それはそれでしっくりくるものだ。
ちなみに妻は管理栄養士なので、朝食を摂らないなどと言おうものなら「大人は自己責任でどうぞ」と嘯くものの、その眼光は冷たいので当然摂ることになる。
結局昼過ぎまでウダウダと仕事をしたり洗濯機を回したりして、13時過ぎにさすがに空腹を感じたため、家を出た。
さて、どこに足を運ぶか。
向かいのコンビニが一番安上がりではあるが、少しは外の空気も吸わねばならない。
といって、いつもどおりのマクドナルドではあまりにも芸がなさすぎる。
ということで、以前一度行ったことのある中華料理屋で짜장면(チャジャンミョン)を食べることにした。
ここなら혼밥(ホンパッ=一人飯)もいける。
짜장면は韓国ドラマや映画にもよく出てくる、出前でおなじみの麺料理だ。
湯掻いた麺の上に黒いソースがかかっていて、これをグチャグチャと混ぜて食す。
どす黒いソースでなにやら危険なビジュアルではあるが、味は優しい。
この黒いソースのもとは春醤(チュンジャン)というものらしく、他には玉ねぎや肉類が申し訳程度に入っている。
店によってはグリーンピースも投入される。
有名な話だが、韓国の飲食店では、たいてい無料で何かしら「つきだし」が出てくる。
この짜장면のつきだしとしては、生の玉ねぎとたくあんが定番である。
玉ねぎとたくあんと共に、これまたどす黒いペーストが出てくるが、これもおそらく春醤であろう。
これに卓上の酢や粉唐辛子をかけて食べるのだが、意外とさっぱりしておいしい。
짜장면自体は特別においしいとかそういうことはなくて、まあ普通中の普通なのだが、時々食べたくなる。
余談だが、料理を待つ間、ホールを担当している母親らしき人が厨房の息子らしき人に話しかけていた。
母「あんたいつの間にか愛想が良くなったね。前はこういうときイライラしてたのに、どうしたのあんた」
息子「‥‥‥」
ちなみにこの会話中、さすがに厨房の方を覗くことはできなかった。
いや、会話じゃねえかこれ。