はじめにこの度は「僕の話」を読もうとして頂いてありがとうございます。 義務教育を終えて適当に生きて行こうとする人が多い中、夢見た僕のエピソード集と嘘話です。 大学を出て2023年現在、フリーターとして膨大な時間だけを獲得し、多くの人から褒められたり貶されたりして生きてきました。これまでの思い出を面白おかしく書き記したいと思います。 【プロフィール】 1999年、赤ちゃんとして生誕。兵庫県出身→横浜(4歳まで)→兵庫(18歳まで)→横浜(浪人の1年)→東京。 小学校では
渋谷でハロウィン宣言が止められたらしい。 ネットでは「そこまでせんでも」派と「当たり前やろ派」がXでポストバトルしてた。 世界は対立することで中立を成してる。 トランプタワーみたいなもん。 京急線に乗っていると、全身タイツの外国人が「ブドウはくれる」と書いた段ボールでできた看板を胸に下げ右手にブドウを持ってた。ハロウィンか、何かに対するデモかどっちかだろう。 原宿に降り立ってもコスプレはいない。今年のハロウィン宣言禁止令が響いているのかもしれない。いるのは海外から来た観光
左を向くと「遊びにおいでよ」と誘ってくる運動場が今や懐かしい。 一番後ろの窓際の席。将棋の穴熊で守られた王のように、角の玉座に座っていた。席替えというイベントがまた来た時にはこの場所にいられないかもしれない。そう思って大事に大事に窓の奥を見てた。 その時の感覚は旅先でお世話になった宿を去る時の振り返りに近い。どうしようもなく寂しいわけではない適当な名残惜しさが教室の角にはあった。 エアコンもついていなかった小学校の教室の夏をどう過ごしていたかも覚えていない。下敷きを団扇代わ
僕は4歳ごろまでの子供の頃、写真を撮られるとなると必ずベロを出していた。そうする理由は分からないがおそらく一番のお茶目姿を現そうとしてたのだと思う。空気が美味しくて舐めていたわけではないだろうし、少なくとも体温調整でベロを出してたわけではない。 当たり前だが、成人して悲しくもベロを出す機会は減った。そして、あの頃は考えられなかった「1人でコンビニ」なんてしょっちゅう行く。外も暗い、車も十数センチ隣をビュンビュン走ってるような場所のコンビニに平気で1人で行く。あの頃を思い出す
大学を卒業してから、久しぶりに友達の家に集まってお酒を飲んだ。 今までは迎え入れることが多かった1人暮らしの僕だったが実家暮らしだった友人が1人暮らしをすることになり、今回は来客としてお邪魔した。 大学時代の友だち男4人の安定性はあるようでない座りの悪いメンバーが集まった。 他愛のない話を続ける事、4時間。 SNSで騒ぎ立てる世界を憎みながら、話のテーマが何かを憎んでいることである自分たちも憎みつつ、言い訳とアルコールを一緒に飲み込む。 そして、皆と別れた後に反省する。
どうも、LINEグループ1000の男です。 僕はLINEグループが1000に達しており、よく友人に 「グループ作りたいから、何かグループ退会してくれ」と催促される。 ごめんごめんと言いながら大切度が低いグループに心の中で謝りながら退会していく。 LINEグループを退会するのが苦手だ。理由は寂しいから。抜けるのが寂しいのではなく、残されたものの寂しさが想像できるから、といった方が正しい。 よくグループの用事が終わった瞬間に抜けていく猛者がいるが、抜ける方は楽だが、残された方
前回の続きの会話劇です。 毒と針の田舎町臭が漂うこと祈ってます。 (詳しくは前回も是非) 〇ハハハハハ笑 毒:俺お前に謝らないけないことあるわ 針:何。こわ 毒:「モンスターエナジー」っていうエナジードリンクを飲みました。すみません。 針:いや、、ええて。何やそれ。自販機に売ってないでそんなん。嘘やろ 毒:それが嘘じゃないのよ 針:モンスターって何やねん。ポケモンやん 毒:いやモンスターっていう名前なのよ 針:魔物って名前のエナジードリンク?安直すぎん?笑 あぁ分かった分か
以前書いた脚本のスピンオフの会話劇をここに全て投げようと思います。 (ちょっと長すぎるので2つに分けますが。) 何のために?って問われると困るけど、抱えていても無駄なので。これを見てくれる誰かが笑ってくれると信じてここに残します。 GWの暇つぶしにでも。 登場人物が「毒」、「針」という摩訶不思議な名前なのですが、そこは悪しからず。名前に適当なカタカナや、花言葉や意味を詰め込むことのアンチテーゼとして、アンチテーゼにもなり得ない変な名前を付けました。 中学時代、ポケモンが友
小さな欲望なら誰しもにある。 僕の最近の欲望を並べてみる。 爽やかな詩を書きたくて。何気ない会話でも誰よりもウィットが利いた返しはしたくて。カラオケではうざくならない程度のビブラートを入れたくて。誰かが落としかけたスマホを間一髪で拾いあげたくて。 夢の中で行われる不可解なストーリーは小さな欲望に依るものらしい。 朝、絶対に種を教えてくれないマジシャンみたくモヤモヤだけを夢から引き連れてくることがある。 あれ、、何か大事な夢を見てた気がする。 あれ、なんだっけ。 布団
これまでの人生で多くの人に出会ってきた。その中でアニメの中のキャラクターかと疑うほど「自分」が強い人がいる。めっちゃクール、低い声でぽつりぽつり語る人、テンション高い人、おどけふざけ続ける人。 そういう人を見て、怖さと羨ましさを感じている。 この記事を読んでる僕本人を知っている人は、僕もふざけるときあるでしょ?と思うかもしれないが、僕は気の知れた仲間の中ではふざけるときもあるが、場をわきまえてる。僕が今話しているのは、場所に関わらずキャラクターが一貫している人。キャラクターが
日々の疲れを取るために温泉に行きたくなった。温泉に行きたいと言っておけば「頑張っている人」と認められそうで、誰かに欲望を問われたら温泉に行きたいと答えている。 今まではボンヤリとイメージとしての「温泉」をただ憧憬していたが、言霊というものは、やはりあるようで本当に行きたくなってきた。 そして行ってきた。 温泉に行きたかったのだが、今、私は都内のスーパー銭湯にいる。温泉はまた今度。給食のデザート、楽しみは最後においておく派だ。 現在15時というまだ明るい時間だ。時間帯だけで得
安心して欲しい。僕がただスターバックスのおすすめカスタムを紹介して去ることはないので我慢して読んで欲しい。 もう今後使わないと決めたクレジットカードのポイントがすごい貯まっていた。ポイントの使い道は色々あるのだけれどせっかくなら自分のためになる使い方をと思いスターバックスのお金にポイントを使った。飲み物を飲みながらゆっくり「浮きの時間」を過ごす。やらなければならない課題を済ますのも良し、創作活動に励むのも良し、好きな音楽をただ聞くだけでもいい。そんな時間がスターバックスにあ
今朝天気は出ているのに雨が降っていた。 クイズを出す前のような緊張感とワクワクで街が染まっていた。 そんな晴れてるのに雨のやつが数年に1度くらいある。僕は関西で過ごしていたのでその現象を名付け呼ぶとしたら「狐の嫁入り」。大学で東京に出てきて「天気雨」と呼ぶことを知った。 晴れてるのに、雨。雨降っているのに晴れ。不思議な現象。 人間は天気を単なる自然の現象と呼ばずに、物語に落とし込んで語る。そのため、関西では狐が嫁入りしたと表す。不思議な空の模様を狐に騙されていると考えたわ
僕は、中学受験をして中高私立で過ごし、浪人を経て慶應へ行き、ヤンキーとは無縁な生活を送ってきた。この世にはいろんな人がいる。社会を俯瞰して見てみると大学に行く人、私立に行く人なんてほんのわずかの%になるということを最近強く感じている。高校を出て社長をしている六本木のおじ様方もいっぱいいるし。早くに結婚してひ孫が見れるのが当たり前というクールに命をつないでいる田舎の世界もある。そんな僕とは別世界のヤンキーと可愛い僕が相まみえることがあった。 僕は小学校の時、誰にも暴力は振る
自然に早起きが出来た朝の清々しさったらない。今朝の僕は予定の2時間ほど前に目が覚めてしまい、2,3度寝を繰り返してしまった。2度寝が良くないなんていう記事を知ってしまったから憂鬱な朝のスタートとなった。 正しすぎる世の中も生きにくい。 自分が生きている、生きていたことを残したい。誰もが一度は思ったことがあるのではないか。承認欲求がポケットから零れ落ちる僕ももちろんその1人だ。小さい頃、せっかく地球に生まれたのだからこの地球の踏める場所を全部踏みたいと思っていた。自分の足跡で
2023年→2024年の年越しを香港で過ごした。香港の感想としてはエスカレーターがとても早い。せっかちの僕にはお土産で持って帰りたい代物だった。 12月30日、20時前。香港の水辺で壮大な光のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」というのを見るために僕ら家族はスタンバっていた。暑いとはいえ夜は肌寒くなる香港で僕らは20時から始まるショーをどこで見ればいいかいい場所を求めてウロウロしているとこだった。 するとどこから「$%&’&%$#”!!!」と聞こえた。何を言ってるか分から