私にもやらねばならぬことはあって
ピザトーストが食べたい。
喫茶店のちょっとパンが厚いやつ。
食べたい話をしよう、
できる限り美味しい食事を
食べたいのだと言う、だけの話を。
人間ドックで引っかかった。
要精密検査の文字とともに、ふっくらとした厚みのある紹介状が届いた。
中は見られない。
次に受診する病院の指定はなく、
受診したい病院に紹介状を持参するよう書かれていた。
言うなれば、この紹介状は無敵パスポート。
病院の指定なく、どこでもいいよときた。
(健診しか執り行わない健診センターで人間ドックを受けたためだ。)
それなら万が一、入院した時に備えて
美味しい病院食が出るところがいい。
前回入院した際は、すごかった。
全然美味しくなかった。
作ってくれた人には素直に謝りたい。
でも、正直に生きていたい。全然美味しくなかった。
話には聞いていたので、覚悟して、
気合いを入れてふりかけを持参した。
塩分計算して作ってんだからふりかけなんて、と
怒られるかもしれないと思って、こっそり使ったし、
お椀にふりかけが付いた状態で下げたら
気がつかれて怒られるんじゃないかと思ったので、超綺麗に食べた。
(そう、私は結構ビビりである。)
持参したふりかけは毎日毎日、
大いに活躍した。
しかし普段ふりかけなんて使わないものだから、
その人工的な味と匂いに、結構ダメージを受けた。(わがまま)
だからその、
ふりかけを使わなくて済むような
美味しい病院食が出るところがいいのだ。
病院に何しにいくんだこいつと思われそうだが、
それくらいしか楽しみがないのが病院なのだ。
病院の朝は早い。
具合悪いって言ってるのに、朝6時には叩き起こされる。
叩き起こしに来るわりに
採血や問診がない日はほっとかれて、
朝8時半ごろまで朝食が出ない。
夜は18時ごろに夕食が出るので、
その間14時間。お腹空くのよ。(元気か)
人生には上り坂、下り坂、まさか があると言う。
次いで私には、乃木坂という坂もある。(推しは永遠に西野七瀬。)
気を取り直して
そのまさかが、万が一の入院なのだ。
ああこんなはずじゃなかった、
こんな美味しくない食事をするはずではなかった。
という、まさかなのだ。
(もう一度言うが、作ってくれた人には素直に謝りたい。)
美味しい病院食の出る病院、知ってる方いたら
連絡ください。笑
まあ精密検査して、なんともないねで終わることを願っている。
受けてねみんな、年1の人間ドック。
健康でいようね。