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BB小説家コミュニティ第7期参加レポート01
自慢ではないが、私の小説書き歴は短くない。
中学生の頃に大学ノートに書き始めたのをきっかけに、大学時代も勉強を疎かにしながら個人ホームページ(そういう時代である)を作成して自作の小説を公開し、就職してから数年間は執筆から離れて仕事に没頭したものの、数年前に二次小説という形で簡単に小説を書く方法を取り戻してしまった。
そして忘れもしない2020年の春、コロナ禍に沈んだ日々のなかで、私は再びオリジナルの小説を書きたいと思い、筆をとった(正確にはパソコンに向かい、ワードプレスブログでホームページを作った。つくづく時代に追いつかない人間である)
おそらく2020年が色々な意味での転機だったのだ。
自慢ではないが、私は小説を書くのが下手だ。ウン十年と書いているのに一向に上手くならない。
当初こそ自分の実力に折り合いをつけていたのだが、有難い事にステキブンゲイの短編集に短編を載せていただいた事で欲が出てしまった。
あらゆる感動と挫折を経験した2022年が終わろうとする頃、私はBB小説家コミュニティ第7期に入会した。
【BB小説家コミュニティ第7期募集開始!】
— BookBase(公式) (@BookBase1) November 10, 2022
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BB小説家コミュニティを知ったきっかけ
2022年5月頃、私はツイッター上である企画を見つけた。
それは、濡れ場のないBL(通称、ボーイズロマンス=BR)小説を盛り上げよう、というものだった。その企画の主催者がBookBaseという電子出版の編集の方であり、その企画のおかげで私は生まれて初めてオリジナルBL(BR)を書く事ができた。
ツイッターでその方をフォローしているうちに、別の編集の方から私のBR小説のご感想をいただき、そして辿り着いたのがオタペン社長だ。
BookBaseの経営をされているオタペン社長は創作についてのツイートをされていて、その言葉達はあらゆるコンテストで惨敗続きだった私の心に突き刺さった。そして定期的にスペースも開かれ、時間が合う時には拝聴した。
そうしているうちにBB小説家コミュニティを知ったのだが、上述したように私は小説を書くのが下手だ。コミュニティに興味はあったのだが、私のような人間がそんなコミュニティに入れるわけがないと尻込みし、いくつかの期を見送ってしまったのだ。
参加を決意
しかし第7期の募集が出た頃、私は才能もなければ努力も足りない自分自身に失望していた。
そもそも私は何のために小説を書いているのか? 何になりたいのか?
憧れている方の書籍化や入賞を眺め、それらを読ませていただいて得る感動と焦燥感。
小説家になりたいなんて高望みはしない。でも私は、全身全霊で書いたものを一人でも多くの方に読んでもらいたい。そのためにはもっと上手くならなければならない。
BBコミュニティの案内や、体験談などをたくさん読み、大丈夫だ、と思った。きっと下手だからと怒られる場所ではない。落ち込む場所でもない。自分の為に、私は時間を使う事に決めた。
12月(スタート)
しかし、参加表明をする段階でさっそく私は不安を覚えた。
参加するための申請フォームにての質問の一つに「3か月間で何をやり遂げたいですか?」というようなものがあった。
自慢ではないが(3回目)、私は目標を立てる事が大の苦手である。
やはり私のような人間が…でも…(無限ループ)と悶々と悩みながら、それでも何かを成し遂げなければ、と心を奮い立たせた私は「長編プロットを1本完成させる」と答えた。たいした発想力もない人間が、ふざけすぎである。
しかし、そんなふざけた回答でも私の参加は認められ、12月から無事にコミュニティ(スタンダードプラン)に入会。
オタペン社長からDMにてご丁寧に入会するにあたっての注意事項などを送っていただいた。非常に親切であり、アプリなども初めて触るものばかりだったが、安心できた。
12月1日にはDiscord内にてキックオフ会が開かれた。そこでさっそく私は視聴方法が分からないというトラブルに見舞われたのだが、参加されていた方に親切に教えていただき、非常に感動したのを覚えている。
コミュニティ内はオタペン社長や編集の方、そして私と同じような参加者がいらっしゃるのだが、みなさんがとても親切で、困った事や悩みごとがあっても、みなさんがとても温かく答えてくださった。
めちゃくちゃ居心地がいい。
Discord内には執筆に集中するためのスレッドがいくつかあるのだが、私は基本的に集中するための部屋に籠っている。他にも頑張っていらっしゃる参加者さんのお姿(アイコン)を見かけると、私も頑張ろうと思える。
コミュニティ案内の文言どおり、執筆を加速させるための場所である事は間違いない。
それでも極度な人見知りで臆病な私は、集中部屋に籠ったまま12月の半分を終えたのだが、せっかくスタンダードプランに申し込んだからにはできることをしたい。優しい参加者さんにも背中を押され、どうにか一つの短編を「感想サービス」に提出した。
「感想サービス」とは冒頭1万字の小説もしくは1000文字プロットのフィードバックを受ける事のできるサービスである。
この時にはすでにプロットの立て方などを編集の方が記載してくださっていたのだが、プロットというものをまともに作った事のなかった私は、とりあえず既存の作品を提出(しかも欠点をずけずけ指摘されるのが非常に怖いという理由で一番ましだと思った短編を選択、どこまでも臆病である)、すると数日後に編集の方からさっそくフィードバックをいただいた。
本質的なテーマは、タイトルにある「四角が多い世界」に関してや、「他者の優しさ(現実でもSNSでも)」というように、いくつもの側面がある上質な青春小説だったと感じます。
全世界よ、刮目せよ!!!!!!!
私のしがない短編がめちゃくちゃ誉められたぞ!!!!!
そして、この短編については本編とあらすじの微妙なずれをご指摘いただき、問題があるとすればあらすじではないのかというお言葉をとてもご丁寧にいただいた。
え、、、、、私、大丈夫?(混乱)
この「感想サービス」は月2回まで提出できるのだが、いかんせん尻込み期間が長かったのと有難すぎるフィードバックで頭パーン寸前だったため、1回のみで終了。
それでも非常に有意義な12月だった。
1月(2か月目)
そして2か月目、年末年始は実家にも帰らずにDiscord集中部屋に籠り、連載している二次小説を書いて過ごし、仕事始め早々初めてのコロナ罹患をするという体調不良に見舞われたわけだが、1月半ば、私は以前から構想していた長編のプロットを1本書き上げた。
自宅療養で時間があったため、プロットについて色々と学べたのである(これもコミュニティより書籍情報などをいただき、大変助かりました)
そして意を決して1000文字プロットを提出。すると、12月の時と同じ編集さんよりさっそくご返信をいただけた。
それは、私が構想していた物語を温かく肯定し、さらに深掘りする必要のある箇所をご丁寧に教えてくださるものだった。
編集者ってすげーな……。唐突な世界観にも対応してくれたよ。
そんなわけで←今ココ状態である本日、1月も終わろうとしているが、今月2回目の感想サービスを提出しようかと悩んでいる(まだ怖がっている)
しかし、BB小説家コミュニティは怖い場所ではない。そして、参加されている方の中には書籍化デビューされていたり受賞されていたりと華々しい方もいらっしゃるのだが、みなさんがそれぞれ悩みながら創作されている事を知った。才能のある方でも悩んでいるのだ、私はもっと悩んで考えて手を動かしていかなければならない。
様々な事に気付かせていただけた二か月間、途中では尻込みをしたり寝込んだりという時間を浪費したにも関わらず、非常に有意義な時間だった。
さいごに
おかげさまで、当初の「長編プロットを1本完成」だけの目標が、「長編を中盤まで書き上げる」に目標が置き換わった(現在絶賛作業中である)
第7期が終わるまであと一か月である(なぜ2月は28日しかないのだ!)
小説を書くのが下手だということは、もはや言い訳にもならない。
私は後悔を残さないように、雪にも負けず、雪かきによる筋肉痛にも負けず、少しずつでも書き続けていきたい。
2月のレポートについてはまた別途。