財布がボロボロになって幾星霜

財布がボロボロなのです。

穴が開いているし、ところどころ破れている。色もかなりヘタってきており、元々は藍色っぽかったのに、今やドス黒くなってきておる。

これはもう買い換え時かなあと思って幾星霜、とうとう今年の正月、年の初めなんて財布を換えるタイミングとしてはちょうど良いのでは？と思い立ち、京都の北野天満宮で初詣をした帰りに、北野白梅町駅の横のイズミヤに入りました。あ、イズミヤというのは西友の近畿バージョンみたいなやつです(雑)。

しかしながら、入り口に直結のスーパーの時点でとてつもない混み具合に辟易して、早々に退散。横のカフェスペースに逃げ込んでコーヒーを買い、想定外のブレイクタイムをキメることに。

だんだんそのカフェスペースですら混雑してきたので、静けさを求めてイズミヤを飛び出し、近くの銭湯の源湯へと、さらに逃げ込みました。

風呂に浸かって休憩室でちょっと寝たら、もう何もかもすべてを忘れてしまい、そうこうしているうちに、イズミヤの上階が閉店する時間になっていました。

源湯の休憩室はもともと前オーナーが家屋として使っていたところなので、本物の和室であり、さらにはコタツがあったりする。そんなところにいたら、すべてを忘れるのも致し方がない。

それから、早や1ヶ月。

この世のすべてが売られているというイオンモールや、最近になってできた門真市のクソデカ商業施設の三井アウトレットパークに足を運ぶも、どうにも自分にしっくりくる財布がない。

心は少年といえど、さすがにそれなりにいい歳なので、1000円とかの格安の財布というのは避けたい。かといって、ブランドものの高級な財布もいらない。どこでも持ち歩くものに、高級品を選びたくない。

形状としては、長財布が良い。できるだけカバンの中のスペースを取るような財布のほうが、なんとなく安心感がある。

あと、特に理由があるわけではないのですが、ある時期から紙幣を折り曲げるのに抵抗を覚えるようになったので、真っ直ぐなまま収納できるのが良いのです。

でも、長財布の多くは1万円前後。もしかして財布の物価も高騰してきているのだろうか。

キャベツでさえ400円もかかる時代である。もはや、服を買いに行く服がないならぬ、お金を入れるものを買いに行くお金がない状態というのもあり得るのではなかろうか。石破さんどうにかしてくれ。国会で寝ている場合ではない。いやもうホントに。

セール品を買うという手もありますが、閉店セールだからといって群がるのも卑しい。だったら普段から応援しておけ、推しは推せるうちに推せという気分になる。自分も普段から応援していたわけではなかったくせに。

そうして今日も財布はボロボロのまま、最強寒波とやらが吹き荒ぶ外を決死の思いで駆け抜けて、暖かい布団を求めて帰宅するのです。

またもや幾星霜が過ぎそうな予感がするのですが、そもそもこの文章を打っているタブレットも、買い換えようかなあと思い始めて、もうどれくらい経ったのか、もはや思い出せない。　

ずいぶん前から液晶に傷みがあるし、ブラウザをたくさん開けると挙動が不安定になることがよくある。このふざけたnoteのテキストをひとつ書くのに、ブラウザを6〜7個くらい開けるのが常の私としては、なかなかに不便だ。

ちなみに今noteの他に開けているページは、X(Twitter)、Yahoo!天気予報、コミックDAYS、クレヨンしんちゃん公式サイト、カレー沢薫の時流漂流、「財布　ボロボロ　恥ずかしい」の記事検索結果、です。

最後のやつ以外はこの記事と関係がありませんが、それでも他にブラウザを開けて見ながらでないといかんのだ。よくいえばマルチタスクですね。集中力がないともいう。

さらにときどきYouTube動画も視ているので、メモリをぱつんぱつんに使っているはず。そもそもが、購入した時点で型落ちだった2万円くらいの低スペックAndroidなので、むしろよくぞ6年以上も持ち堪えていると称賛すべきだ。

そうなると、謎の愛着も湧いてくるもので、「今はもうこの型番向けのものは売っていない」ときっぱりと電気屋の人に言われたケースも含めて、できるだけ長い時間をこのタブレットと過ごしたいという気持ちもある。

なので、電気屋に行ってとりあえずタブレットのコーナーを見て回るも、結局は何も買わないで帰るのを、もう何度も繰り返しています。

そうはそうとして、ちょっくら物入りなので100円ショップに行きたいのですが、なにせ最強寒波で雪もちらついていますし、ホッカイロを買いに行くホッカイロがなくてですね……。

そうして、すべてが先延ばしになっていく。