【大好きな俳優さんについて書いたり描いたり語ったり歌ったり詠んだりしたらしたらいいじゃない。】 in スゴろくnote 「トイ・ストーリー」/バズ・ライトイヤー
まず、しょっぱなから、言い訳と謝罪をさせていただきます……。
どうやら、スゴろくnoteのマス目の進み方を間違えていたらしく、間違えているとしたら……と考えてみたところ、2つ先のコマに進んでしまった可能性がある、ということで、2つ前のコマに戻らせていただいた次第です。
前回、スゴろくnoteにかこつけて大福帳の登録もさせてもらおうという、自分がいかに卑しい人間であるかを晒したわけですが、人間の浅ましさというのは恥となって表に出るものなのですな。……というわけで、
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さて、⑦です。『大好きな俳優さんについて書いたり描いたり語ったり歌ったり詠んだりしたらしたらいいじゃない。』
この方です。
ええ。
所ジョージさん。
所さん、です……(ちなみに、この似顔絵は、自分がnoteを初めて間もない頃に一度、投稿しています)。
え?所さんって俳優?…………うん、本業は歌手とタレントとカーマニアなのだと、自分も思います。
でも、有名な作品の吹き替えをしていらっしゃる、ということで「俳優」「声優」という括りで、語らせていただきます。
所さんが吹き替えをしていらっしゃる役柄といえば…………、そう、ピクサー映画「トイ・ストーリー」シリーズの、バズ・ライトイヤーです。
「トイ・ストーリー」の1作目は、家にビデオがあったこともあり、何度も何度も繰り返して観ました。
通算6億回は観たのではないかと思っています。
先日このようにつぶやいたところ、note内でもご活躍の方々に散々イジられたのですが、いやもう心のなかでは6億回は再生しましたね。今もぼくの心のなかでは再生されていますよ、6000倍速くらいで。
まあ、それはとにかく、「トイ・ストーリー」は、まじめに名作です。言われんでもわかっとりますね、すみません。でも名作です。個人的には
という感想で、1が大好きです!
アンディ君が親に買ってもらった宇宙のヒーロー「バズ・ライトイヤー」は、なんか光線銃的なものもだせるしベッドの上からカッコつけて落ちることもできる、最新のとてもイケてるフィギュアです。
それまでのアンディ君のお気に入りナンバー1フィギュアで、なおかつアンディ家のおもちゃ村の代表選手だったハリウッドカウボーイ「ウッディ」のポジションが、瞬く間におもちゃ村の人気者となった「バズ」に奪われそうになります。
「空も飛べる!」と豪語し、ベッドの上から勇みよく身を投げ出すバズ。それを「カッコイイ!」と憧れの目で見守るおもちゃ村の民。
そんなバズの大人気に嫉妬したウッディが吐き捨てた一言。
「あんなの、飛んでなんかいない!カッコつけて落ちてるだけだ!」
この「カッコつけて落ちてるだけだ!」というセリフが大好きなのです。ギャグとしても、名ゼリフとしても。
さて、この、宇宙からアンディ君ちの押し入れにやってきたヒーロー「バズ・ライトイヤー」ですが、日本語版の吹き替えは、所ジョージさんが担当されています。
所さんといえば、「サマージャンボ宝くじ♪」と歌っている姿や、ビートたけしさんの番組で朗らかに笑っている姿、が、一般的なイメージなのではないでしょうか。そのイメージから、宇宙からやってきたヒーローって、想像がつきづらい。
ウッディ役の唐沢寿明さんも名演技をされていますが、唐沢さんは実際のお姿も「カッコ良い壮年男性」のイメージで、作中のウッディのイメージとそう掛け離れてはいないと思うのですね。
ただ、所さんは実際のお姿は「楽しいおじさん」のイメージであり、作中のバズの「カッコ良くクールにキメる」イメージからは遠いように思います。なのに、違和感が全くもってないのです、どういうわけか。
バズの役柄のために声を作ったりしているようには聞こえず、すぐに「あ、所さん!」とわかるような声色のままです。まあ、バラエティー番組での所さんのようにハイテンションで爆笑するようなことはありませんが。
アニメの声優さんにタレントさんを起用することの是非について、よく論議されることがありますが、これは成功例のひとつだと思います。ご本人のイメージと役柄のイメージがかけ離れているにもかかわらず、バズの声は所さん以外に考えられません。
「トイ・ストーリー3」の上映前に、声優総入れ替えの噂がネットに浮上していましたが、あれはなんだったのか。そして当時、自分も思いました。「ウッディとバズは、唐沢さんと所さん以外にありえない」と。
正直なところ、自分は声優さんにこだわり、って、あまりないのですね。小学生の頃、ルパン三世の声優さんが山田康雄さんから栗田貫一さんに交代されたのですが、それに気づかなかったくらい鈍感でした(これは栗田さんの真似が上手すぎるという面もあるか)。
まあ、ドラえもんも、大山のぶ代さんから水田わさびさんに交代したばかりの頃は「うーん?」とは思いましたが、わさびさん版ドラえもん、通称わさドラ、は、原作初期のドラえもんのスラップスティックな空気が反映されていて、今はけっこう好きですね。
そんな自分が、「声優交代なんてありえない!」と思ったのは、この「トイ・ストーリー」の、「ウッディ」と「バズ」特に「バズ」くらいのもの、かもしれません。
俳優さんと声優さんの垣根みたいなものって、だんだんと薄れているのではないか?と感じます。俳優さんがアニメ映画に声を当てるだなんて今やフツーで、逆に、かわいい声優さんが写真集を出すなんて今やフツーですものね。
もしかすると失礼に値するかもしれない極論なのですが、立っているだけで画になる俳優さんならセリフ0でもいいし、声が素敵ならば声優さんはメディアに顔を出さなくてもほんとうは良いと思うのですね。そこに立ってオーラを放つことで俳優としての仕事は全うしている、素敵な声を提供することで声優としての仕事は全うしている。だから別に、SEKAI NO OWARIのDJ LOVE氏みたいな正体不明でも良いと思うのですよ。
ひとつの仕事ができればいい、ということが、認められづらくなっている、そう感じるのですね。
それが良いか悪いか、それは自分には、なんとも言えません。そもそも、所さん自身が、いろんな活動を兼業なされていますよね。そして、タレントとしては超有名だけど、本業の歌手としては、正直、売れてはいないという。
でも、自分は、そういう方が、好きなのですね。俳優1本とか、歌手1本とか、そういった方もこだわりがあってカッコイイとは思うのですが、「なんかわかんないうちにいろいろやってる人」というのが大好きでして、僭越ながら、自分もnoteにおいてはそうでありたいと思います。
よし、上手くまとまった!でも、わりと本音ですよ?
サウナはたのしい。