【あなたが最も影響を受けたモノを語れ!歌え!貼れ!】「戦え!何を!?人生を!」/筋肉少女帯
スゴろくnoteにて、海見みみみさんが筋肉少女帯について語っていらしたので、自分も個人的に筋肉少女帯……筋少でいちばん好きな曲について語ります。
「戦え!何を!? 人生を!」という曲です。
サビで「戦え!何を!? 人生を!」と、108回(だったかな?)延々と叫び続ける曲。
ライブではこのサビ部分の大合唱が起こりますが、もともと、ライブのMCで、ボーカルの大槻さんとオーディエンスとで適当に掛け合いをしていたらできたという曲。ライブをしながら作曲もできてしまったwという曲ですね。
自分は人と違っていると思いつつ、かといって突出したなにかを持っているわけでもなく凡人として生活せざるを得ない。でもぶっちゃけフツーは退屈だ。でもやめる度胸もない…………だから退屈な人生を戦え、みたいな内容だと、個人的には解釈しています。
オリジナルアルバム「エリーゼのために」に収録されていますが、アルバムの曲順どおりだと、次の曲が「じーさんはいい塩梅」という実にまったりした曲で、その落差にズッコケます。
1992年のアルバムですが、当時、ボーカルの大槻さんはひどい鬱病に悩まされていたらしく、また、バンド内の人間関係が少しずつギクシャクし始めていたそうです。このあたりは、エッセイ「オーケンののほほん日記」「オーケンののほほん日記ソリッド」に詳しく記されています。
あまり公に書いたことはありませんが、プチ登校拒否を起こしていた時期に、たまたま図書館で大槻さんの著書を見かけて、「世界ふしぎ発見にたまに出てくる顔にヒビ入ってる人!」と思って借りたのが、最初のきっかけですね。
そこから、実は大槻さんはバンドもやっていて、そのバンドの名前は筋肉少女帯という、変な名前だ。
でも、その時はすでに、筋肉少女帯は活動を停止していて、大槻さんは「特撮」という新しいバンドをつくっていました。
もう筋肉少女帯を観ることは無理なんだと思いながら、大槻さんの著書を学校で読んでいました。いつも学校で本を読んでいたのでさも勉強家のように見られていた節もありましたが、実際はUFOだの猪木のヘンテコプロレスだの書いてある変な本を読んでいただけで、勉強などしていませんでした。
2006年、筋肉少女帯は、まさかの再結成を果たしました。
復活第1弾のアルバムのタイトルは「新人」というタイトルで、その収録曲に「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」という曲がありました。その歌詞の一節を引用します。
友達なんかはつくらずに
変な本ばかり読んでた
それ、俺…………。
いや、イタイとは思いつつも、「それ、俺!」と思いました。
変な本ばかり読んでいたのは決して無駄じゃなかったと思っています。当時は、「こんなんばっか読んでる聴いてる俺キモイキモイ」とものすごい自己嫌悪だったのですが。
なんだか長くなってしまったのですが、とりあえずあと数時間、退屈な現実と戦います…………夜には戻ってくるので、夜にお会いしましょうか。
サウナはたのしい。