『NoT-タイムパトローラーこういちとなかまたち-(仮)』脳内会議Vol.4
妄想は続く。『NoT-タイムパトローラーこういちとなかまたち-(仮)』(改題するのがデフォ)。
ユキノフさんによる原案→https://note.mu/yukirnoff/n/nff54cb181e19
前回のテキスト→https://note.mu/pullerna/n/ne319271ec842
今のところ、ほぼプラーナの妄想記録みたいになってるマガジン→https://note.mu/yukirnoff/m/mde493bf59336
今回はヒロインパートですが、予測外にアホキャラになってしまい(最近アニメ化された某アホの子のマンガの影響だと思う)、今週は若干バタバタしていたのもあって進捗はあんまり良くないです。
あと、地の文って本当に難しい。背景の説明が難しい。こういうダラダラしたトークならスラスラ無駄に書けて無駄なことばっか書いて無駄に文字数を増やすのに。こんなふうに。まーた前置きが長い。
上司の空島おじさんのキャラは相変わらず不安定です。おじさんより女の子の方が描きたくなるのは人情だからそれは仕方ないです。もう女の子と藤木くんしか描きたくない。
でもまあ締め切りはクリスマスだからね。なんとかなる。3ヶ月もありゃなんとかなる。と思う(曖昧)。
NoT-タイムパトローラーこういちとなかまたち-(仮)
-千里Part-
「ひ、『人』という字を3回書いて……?ん?3回で良かったっけ?5回だったっけ?あああっ……間違えて『入』って書いちゃった!やり直しっ!」
駅のホームのベンチで独り言をのたまう彼女は、水色の髪をくしゃくしゃに掻いていた。
「ダメ……ダメよ千里。憧れの時空警官に今日からなるのよ。いや、もう既になっているわけなのよ。それなのにこんな公衆の面前でアタマ抱えてる場合じゃないわ。もっとシュッとしないと!そうよ千里!常に前を!手前を!手前30メートル地点でウインカーを出してブレーキを……踏んじゃダメだああああ!進むのよおおおお!」
「……随分と、忙しい娘さんだな」
彼女の前に、恰幅の良い1人の男が現れた。柔らかく組まれた太い腕。その上の太い首に乗っかる垂れた目と無精髭。ピッチリと着られた青い制服には確かに左から「N」「o」、ポケットの刺繍と混ざり少し判りづらいが「T」の文字がある。
「NoT」。
National Public Safety Comission of Time and Space Agency、日本語に訳すと、国家公安委員会時空保安庁。時空に関連する問題を解決する役所であり、時空ルールの違反者を取り締まる警察機関である。
「君が、新入隊員の津雲くんだね?私は部長の空島だ。よろしく」
男は苦笑いを浮かべて淡々と述べる。
「よ、よっ、よろず!よろしくお願いいたしますです!今日から配属しま……されています、津雲千里と申します!すっ、寿司っ……好きなおやつは醤油せんべいです!」
「……元気な子だねえ。君には接客業の方が向いてるんじゃないか。時空警官なんてただの公務員だ。あくまでも事務的に機械的に依頼を受けて、無理だったら潔く諦めてもらう職業だ。そこを肝に銘じておきなさい」
「諦めて……もらう?……」
少し怪訝な目をして呟いた千里の声が聞こえているのかいないのか、空島は黙ったまま改札口を抜ける。慌てて千里もそれに続く。
ポケットに手を突っ込み無表情を崩さずに、空島は心の中で舌打ちをする。
(全く。今年の新入隊員はどうやら2人とも、とんだ世間知らずのようだ。時空警官の仕事なんて、ほとんどが鬼ごっこと隠蔽だ。中途半端な真面目さや正義感なんて持っていたら勤まらない)
-千里&空島Part-
「え?ええええっ?」
目の前の建物に、千里は目を疑った。それはおよそ日本最大の公共機関に相応しくない建築物だった。割れた窓ガラス、焦げ茶色に拡がったシミ、何十年前のものかわからないぐらい汚くグシャグシャに破れた選挙立候補者のポスター。
「これ、ただの公営住宅じゃん……。しかもなんかガスくさっ!築なん年なのここ?」
……なんか今週は尻切れトンボというか(毎週そうやろが)。
寿司職人っていう縛りはキツイからもう、「なんでも料理できるイケメン」でいいかな。決め台詞は「今日も美味しいですねえ!」……うーん微妙。