みんなにおすすめ教えます
hoshichikaさんの企画に便乗させていただきたく。独断と偏見に満ち溢れてはいますが、自分のおすすめを紹介させていただきたく思います。
【マンガ編】
何度もアニメ化された人気作品。
高2の長女ハルカ・中2の次女カナ・小5の三女チアキ、という南さんちの3姉妹が主人公で、登場人物のほとんどが小中高生。ゆるゆるした日常を描いただけのマンガなので、過度な期待はしないでください。
3姉妹のキャラクターもそれぞれに強烈なのですが、サブキャラクターも癖がある人ばかりで、中でもチアキの友達のマコちゃんと内田が良い味を出しています。この2人は、もはや住んでるも同然なくらいにみなみけ在宅率が高い。
掲載誌がヤングマガジンということで、当初はかなりの違和感がありました。他のページでは、湾岸で悪魔のZを走らせていたり、喧嘩稼業を営んでいたり、彼岸島で熊と闘っていたりする中、みなみけでは毎週のように、おやつの取り合いをしたり、小学生男子に女装をさせて遊んでいます。10年以上ずっとそれを繰り返しています。その結果、むしろ自分の中のヤンマガの印象が『みなみけ』になりました。『頭文字D』も終わりましたからね。
そして、夏場は海に遊びに行ったりしているものの、この漫画の舞台は基本的に「家の中」「学校」のどちらかしかありません。それで単行本15巻ぶんものストーリーを続けられているのも凄いと思います。
原作もアニメもそうなのですが、絵のタッチはかなり頻繁に変わります。ん？第2期？フユキくん？…………え？なんのはなし？
(追記)
『ドラえもん』についてはまあ、説明不要というか色々な意味で別格というか、むしろ説明していたら1テキストでは足りないので選びませんでした。ただひとつだけ。原作の『ドラえもん』はギャグ漫画です。それも、日本一ブッ飛んでいるギャグ漫画だと思っています。
ファミリー部門:『クレヨンしんちゃん』『よつばと！』
少年漫画部門:『うしおととら』『スクールランブル』
少女漫画部門『こどものおもちゃ』
ラブコメ部門:『ラブロマ』
萌え部門:『まほらば』
web部門:『週刊メロンコリニスタ』
自伝部門:『まんが道』『僕の小規模な生活』
こんな感じです。ちなみに現在最も注目している漫画は『変女』です。………うん…………いや………。
あと、自分で描いたギャグ漫画は世界一キライで世界一スキです。
【エッセイ編】
清水義範さんの著作はもの凄く膨大で、たぶん自分はその半分も読んでいませんが、この方の作風は「パスティーシュ」「文体模写」というものらしく、簡単にいえばパロディが多めです。他の作品では、長嶋茂雄さんの口調で日本国憲法の前文を書いたり、デタラメな入試必勝法を書いたりされています。基本的にふざけているような文章を書く、という意味で非常に影響を受けています。
この『おもしろくても理科』は、漫画家の西原理恵子さんの挿絵とのコラボで、後に社会・算数・国語・日本史・雑学などの著作も出され、「お勉強シリーズ」と呼ばれています。
作中では「ハカセ」と呼ばれる清水先生が、慣性の法則や動物の絶滅などについて真面目に説明してくれるのですが、その横にある挿絵でサイバラさんはきっぱりと「ワケわかんね」と言ってしまったり、開き直って全然関係のないマンガを描いたり。その度に「サイバラでもわかるように」わかりやすく説明してくれます。
このやり取りがお互い全く遠慮がなくて実に楽しいのですが、苦手な人は苦手かもしれません。サイバラに付き合っているうちに清水先生は毒されてしまったのか、別の著作でサイバラのパロディ漫画まで描く始末。その漫画は『騙し絵 日本国憲法』に収録されています。長嶋さん口調の憲法前文も。こちらもめちゃくちゃ面白い。
(追記)
実はさくらももこさんが結構好きで、エッセイも読んでいます。『ちびまる子ちゃん』の友蔵は優しいおじいちゃんですが、現実のさくらさんの祖父はかなり意地悪で、家族から嫌われていたそうです。基本的には実在の人物の性格をそのまま反映させたといわれる『ちびまる子ちゃん』ですが、友蔵だけが例外で、さくらさんの理想のおじいちゃん像を描いたもの。表紙は可愛いのに中身はけっこう………。
あと、泥酔状態で書かれていて、だんだん文章に脈絡がなくなっていく、中島らもさんの『頭の中がカユいんだ』もなかなかのインパクトです。飲酒は好きだけどアルコール中毒が怖い方に逆におすすめ。
タレントが書いた本も好きで、松本人志さんの『遺書』はなぜか2冊持っているし、大槻ケンヂさんのエッセイはすべて読んでいます。バンドブームからヴィジュアル系黎明期の歴史は『リンダリンダラバーソール』で学びました。
けっこう長くなったので、とりあえず、これで。他にはなんだろうか？音楽？映画？続くかもしれないし続かないかもしれません。
サウナはたのしい。