ぶらんこのススメ①
今日はわたしの趣味のひとつ、ぶらんこについて書きたいと思います。
そもそも、わたしとぶらんこの出会いは本当に偶然でした。友達と話をするためになんとなく公園に立ち寄って、ベンチが空いていなかったからなんとなくぶらんこに腰をかけた、それだけ。
最初はゆっくりと、ゆらすかゆらさないかくらいの漕ぎでした。でも、わたしも友達もだんだん楽しくなってきて、合図したわけでもないのに二人して大きく漕ぎ始めたんです。
「ぶらんこを漕ぐ」の実績はとうの昔に解除されているから、あとはそれをなぞるだけでした。
本当に不思議な感覚でした。
こんなに久しぶりなのに、なぜか体が覚えている。
前世の記憶が蘇ってくるみたいに、忘れてしまった大切なものを思い出すみたいに、じわじわと力の入れ方が分かってくる。
私はこれを知っている。や、本当はずっと知っていたんだ…………!
思えば、ぶらんこほど「遠い昔はみんなやっていたのにいつの間にかやらなくなったこと」って、ないと思います。私たちはいつの間にか、誰に止められたわけでもないのにぶらんこに乗らなくなっていたんです。
どうして?
ふつう、みんな、大人になるとぶらんこに乗らなくなるから……?
「ふつう」「みんな」に合わせる人生でええんか???????????
……そんなことはどうでもいいんですけど、とりあえず、ぶらんこは多くの人にとって履修済みのエンタメです。だからすぐできる。そして超たのしい。それだけがいいたかった。
ぶらんこに乗っているときって、目の前の景色に近づいたり離れたりの繰り返しです。私はこの景色を小学生以来はじめて見ました。乗ってみるとわかりますが、ぶらんこから見える景色のうごきって、ほんとうにぶらんこでしか見れないものなんです!
大人になってからぶらんこを楽しむとき、まるで違う魅力や苦労もあったりするのだけど、それはまた別の機会に。
それでは。