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ベートーヴェン ソナタ第31番 Op.110 


(長いので、作業用BGMに? ちょっと重いか…)

大晦日~お正月に録音していたものです。

ずーっと昔に弾いたことがあるけれども(弾けていたか怪しくはある)、改めて弾いてみました(以前よりは幾分ましなはず)。

ずーっと昔に弾いたときは、先生についていないから弾けたのだと思いますが(先生についていたら、「その曲は未だ」「ちょっと、」とか色々言われそう)、それでも「その曲はちょっと、」という意見?感想もありました。
しかし、弾きたいときに弾いておけばいいと思います。とりあえず最初から最後まで譜読みするにも、時間がかかる。そこそこ音が続きながら最後まで弾くには、更に、時間と労力が必要。そういう余裕があるときで、気力があるときに、やっておいたらいいと思います。
例えば、分厚い小説は、(読みたい)と思えたときに、読める、少しずつかもしれないし、ざっくり斜め読みかもしれないけれども。ただし、一度、自分で体験しておけば、どこかに残る。時間が経って、取り出してもいいし、そのまま、無意識にしまっておいても、何か動くのかもしれない。


第1楽章は、pにしようとして、かすれたり、聴こえなかったりする音があります。
しかし、思わず、気に入ってくださった方がいたようで、soundcloudの再生リストのようなものに入りました(featuringというらしい)。

第3楽章は、この3楽章が好きなので、この曲を弾いたわけなのですが。悲痛なところ、絞り出すように歌い出し、どこからか上の方から光が差し込んで来て~というような。特に、大晦日~正月は、そんな気持ちが合ったのかもしれません。
最後の最後は、さすがに電子ピアノの限界が来てしまって、音量が出ませんでした。音量が出ないにしても、もう少し平常心のままだったら、手堅くまとまったかもしれないとも思いますが。


第3楽章を弾いていて、『悲愴』ソナタの第3楽章の一部分を思い出しました。
中高生の頃、三大ソナタ(悲愴、月光、熱情)とワルトシュタイン(先生ーエレクトーン好きのおばあちゃんーのお薦め。長い長いツェルニーのようでトホホだった)を弾きました。既に出会っていました。
ずーと昔に弾いていたときは、気付いていませんでした。


大人になってピアノを習ったときに、(長くお世話になった、寛容な)先生に、「テンペスト」を弾いたことが無いなら、弾きましょう、と習いました。そのとき、色々、楽譜の見方や、ピアノの弾き方を、例えば「ここはこんな感じで弾くのよ、手を触ってみて」「手の平を出して、こんな感じで(とトトトトと弾いてくださったり)」と教えて頂きました。
ずーっと昔に弾いていたときには知らなかったようなこと。
中学の頃、「専門の先生に習いますか」と聞かれたけど、お金がかかりそうだし、(エレクトーン好きのおばあちゃんの)先生以外は怖いかもしれないから、「いいえ」と答えました。だから、知らなかったのかもしれません。
しかし、大人になって、自分で習いに行ったから、教われたのかもしれない。
それと、理論をあまりに知らないので、ジャズ・ポピュラーの先生に習いに行ったり、作曲の先生に習いに行ったり(自習の方法を教わったので何回も通わなかったけど)。
そんなわけで、ずーっと昔に弾いていたときよりは、マシなはず、と思う訳です。


そのうち、本物のピアノで、上手いこと弾けたらな、と思う次第です。

(そのうち30番も)。


今日は、久しぶりに、雷の轟音を聞きました。
わたしは実の所、音楽よりも、自然や生活音が好きです。
雷が、始まって、どこかで落ちたのではないかというドドーと激しい音がして、雨がジャージャーしきりに降って、ビキビキビリーと雷が鳴って、少しずつ音が少なく、小さくなっていって、雨がシャーっと降っているだけになって、そのうち、雨が止み始める頃に、鳥の鳴き声が聞こえ始めるでしょう。


スキありがとうございます。また、”分厚い小説を読んで”みようかなと思えました。そのうち。



こちらに色々載せています。よろしかったら~。

作曲家別


https://pixabay.com/photos/piano-grades-teacher-gradebook-7541170/

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