約半年間、夫一人に育児を任せて妻は大黒柱になった(2/2)
我が家では、ミッチェル(お子)が生後9ヶ月の時期から妻は育休から復職し、夫はソロで育休に入りました。
この生活もそろそろ終盤なので、今の生活スタイルの振り返りをしていきます。
前半はこちら:
【夫視点】実際ソロで育休に入ってみて思ったこと
夫から聞いて考え方が面白いと思ったものをピックアップしています。
↓↓
1)意外と時間はある
まず、
・子供一人
・夫が本格的にワンオペで面倒を見始めたのは1日のリズムが出来始めた生後9ヶ月頃
・家事は必要最低限(後でも書いています)
・一時預かりを利用している
・産後の疲れもなければ、夜泣きもピーク時に比べて可愛いもの
という状況を踏まえて、
”時間がある”=赤ちゃん片手に本を読んだり、スマホアプリで英会話の練習をする時間がある
という意味で言っています。
ただ、時間があっても出来ることは限られているので、これ以上のリスキリングを行うにはダブル育休もしくは、第三者の定期的なサポートが必然とも言っていました。
2)パパ友いても、いなくても
夫は昔から個人プレイヤーで、「他人は他人」「自分は自分」と切り分けて考えるタイプの人間。
育休パパさんズがほぼいないことは分かりきっていたので、あまり同姓の友達を求めて出かけたりはしなかった模様。
一方で、ママ友に関しては、支援センターにいく度にグループで話しているママさんズの輪に入るのが怖くて、無意識に避けてしまうと言っていました。
(以前、ミッチェルがママさんズの輪に突進してそれを夫が追いかけに行ったとき、それまで盛り上がっていた会話が不自然に静かになり、ちょっとショックを受けたと。笑)
3)半年の男性育休っていうと、「理解のある職場で良かったね〜」と言われて😑
確かに職場の理解あっての育休ですが、事例が少ない中で長期育休を取得したいと申し出た勇気、取得するまでの人間関係の構築、引き継ぎの準備等は、全て夫本人が頑張ってきたから実現できました。
(๑و•̀ω•́)و✧
余談:【妻視点】夫に子供を預けて思ったこと
1)昔の専業主婦像に囚われなくて良いんだ…!
今思えば私は、専業主婦になることにプレッシャーを感じていました。
子持ち専業主婦=
…と言うイメージを持っていまして、育休中はそのイメージを保たないと夫に「家にいるのに何でできないの?他の家庭はできているじゃん〜〜🤔」て呆れられるんじゃないか不安でした。
ところがどっこい。
立場が逆転してから、妻の主婦像≠夫の主夫像だったことが分かりました。
夫が主夫になってからの変化(一部)↓
散らかったおもちゃ/食べこぼしはそのまま。
洗濯物はずっと洗濯かごの中。子供の寝巻きが無かったら、普段着で寝かせりゃ良い。
一時保育預け中=自分時間。家事が溜まっていようが後回し。預け日は、食事は各自用意する。
ゴミの日にゴミ出し忘れると半永久的にイジられる。(ಠ∀ಠ)
仕事の愚痴をいうと返ってくるのは「転職すれば?」。(そういうことじゃねーんだわ)
主夫としての夫の行動をみて、
育休中の私は、夫が求めていたこと以上に頑張りすぎていたのかもしれない
と初めて気がつきました。🐥
育児や家族の今後については散々話し合いましたが、夫婦がお互いに求めることについてあんまり話せていなかったなーと反省しています。
2)当事者意識って大事
育児において最低限の情報共有はできていたものの、四六時中子どもと一緒にいる妻視点から見て昔の夫は”まだちょっと頼りない”感じはありました。
具体例でいうと、アレルギーに対する知識不足。
・ゆで卵の火入れ/分量が適当。
(医師からの情報ガン無視。育児本読まず。)
・初めて食べる食材かを調べずに子供にあげようとする。しかもクリニックが空いていないときに。
・食後の湿疹を軽く見ている。
そのため、交代間近の離乳食の引き継ぎは毎回プチ喧嘩並みにバチバチしていました。💥
そして、夫がソロ育休に入ってからは自分で情報収集したらしく、今となっては私が教えられる側になるくらい育児のプロになっていました。
「このベビーフードはこの栄養素が足りていないからこの食材を足したら良い」とか、
「こうやったら簡単にソックス履かせられるよ」とか、
「あのママさんが押しているベビーカーは〇〇っていう商品で、あっちのベビーカーは△△、こっちは□□…」とか。(ベビーカー検定一級持ち?笑)
当事者意識、素晴らしい。
【妻視点】妻が”大黒柱”になって思ったこと
1)帰宅時の足取りの重さってこんな感じか
夫婦で喧嘩したとき、仕事がうまく行かなかったとき、仕事から帰宅しながら思う
『早く帰って育児や家事を手伝った方が良いのは分かってるんだけど、帰りたくないなー』
の気持ちが分かりました。
そして、仕事で疲れて帰ると、ワンオペの疲労で床にへばりついている夫を見る度に、
「(っっ…こっちも疲れているけど、ワンオペしてもらっている側に言えねー😇)」
と思ってしまうことも多々ありました。
ちなみに、疲れたアピールは私も育休中散々していました!!!🤪
なので、他人のことは強く言えない!!
あのときの自分って、働きに出ていた夫からこんな風で見えていたんですね。
2)共働きのメリットって金だけじゃない
まだ子供が生まれる前は、夫と同じ時間に家を出て、時には帰宅時間を合わせて、夜は外食しながらお互い仕事での出来事や不満の話をしたりしていました。
それが今は、私一人が外で働いて、夫は専業主夫状態。(私の産休+育休中は逆だった)
同じ会社員ではありますが、今はステータスが異なるためリアルタイムで悩みを共有できなくなり、最近このことで一番自分がショックを受けていることに気が付きました。
産休前はその気持ちに気がつかず、仕事も順調に行っていたので夫に
「いつでも専業主夫になっても良いよ!そのとき私が稼ぐから。(・∀・)b✨」
と言っていたのですが、その発言をちょっと取り消したくなりました。
総括
育児=女性中心、というステレオタイプに囚われずに、思い切って夫にソロ男性育休を提案したのが1年半前。
2人で長期の育休を取ることもできましたが、お互い単独で育児をすることで、ワンオペする側と、主婦(主夫)をサポートしながら働く側の両方の気持ちを知るすることができました。
もし運良く第二子に恵まれて、また育休が取れるのであれば、そのときは夫と一緒のタイミングで長期で取りたいですね。