アメリカで注文の多い日本人になった
こんにちは、ぷきんです。
皆さん、高校の修学旅行の思い出は何ですか?
テーマパーク、遊園地、世界遺産、現地の人との交流。
きっとそれぞれ素敵な思い出があるのではないでしょうか。
私はと言いますと、
異文化に触れたり、貴重な経験をした思い出があります。
でもその中に、今思い出しても"穴があったら入りたい"状態になる思い出が一つあります。
一人で恥ずかしさに悶絶するよりも、
共有して笑われた方が楽なので公表させてください。
私の高校の修学旅行の行き先は、ニューヨークとワシントンでした。
6泊8日の海外旅行。
朝食と夕食はホテルのビュッフェでしたが、
昼食は観光先のフードコートで各自自由にとる形でした。
4日目にスミソニアン博物館に訪れたとき、
連日の油っこい食事、甘すぎるデザートに飽きた私は
友人らと一緒にサラダを頼むことにしました。
チェーン店のかつ丼容器よりも大きい器にぎゅうぎゅうに入った野菜。
見つけたのはそれでした。
3種類ほどあって、私は鳥のささみの入ったサラダを頼むことにしました。
I'd like the original salad.(オリジナルサラダください)
店員の男性は首をかしげます。
やっぱり発音下手だから通じないなぁ…とへこみつつ、
もう一度ガラスケースの中の商品を指さして繰り返します。
3,4回このやり取りを続けて、
やっと目的のサラダをレジに通してもらえました。
でもなんだか、店員さんは自信がなさそうです。
私はそんな店員さんを見ても、
和製英語でごめんね、そのサラダであってるよ!
なんてのんきに思っていました。なぜか上から。
商品を受け取って、先に購入し終えていた友人らの席に着きます。
他の友人を待ちながら、ふと、サラダに貼ってあるシールを見ました。
Oriental salad
私は自分が注文した言葉を思い返します。
I'd like original salad.
original salad.
おりじなるさらだ!
商品名をパッと見てorientalをoriginalだと勘違いした馬鹿がここにいます。
みなさーん、こちらに見えますのは
orientalをoriginalだと勘違いしたバカでございまーす。
とバスガイドさんに紹介されても、なにも言えない。
とてつもなく恥ずかしかった。
視界に、私がさっき困らせた店員さんが、他の店員さんと談笑しているのがうつる。
あぁ、きっと
「なんかさっき来た日本人、オリジナルサラダくれってうるさくてさあ。
ここでは既製品しか売ってないのに、オリジナル作れって言われてもねぇ。」
って言われてるに違いない。(早くて聞き取れるわけない)
今思い出しても、とてつもなく恥ずかしい。
これを笑い話にできる日は、まだまだ遠そうだ…。
ちなみに購入したoriental saladは非常にボリューミーで
胃を休めるために選んだのに、大食い選手権に挑んでいる気持ちだった。