![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/4574725/rectangle_large_eda3179ca343861cea4c84bdf62b792e.jpg?width=1200)
適温な夜の記憶
ある夜の記憶を綴ってみる。
夜、おでこに何度もそっと唇を押し当てるあなたが信じられなくて、愛しくて、眠ったふりを続ける。
けれどたまらなくなって、「眠れないの?」と聞いて、返事するよりも前に唇でふさいじゃう。「寝てるかと思った」の答えだけで十分だった。
ただ、手を繋いで眠るだけでこれだけの安心感が得られるなんて。もっとおしゃべりしてたくて、でもまどろんでくのも心地よくて、タオルケットは程よく身体を温めている。
いつも通りで、特別な夜にまた心がほぐれる。
いいなと思ったら応援しよう!
![むらかみあやの|独自性を200%引き出す自己表現の専門家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164192282/profile_4ccd167c843f12e0f34fd70a727802f0.jpg?width=600&crop=1:1,smart)