三人目に恋した彼
生まれてから、自覚している恋の中でも、彼は私にたくさんのものを与えてくれた。
今はこの世に居ないけど。
多面的な考え方や、共感することの偉大さ、片想いの切なさ、一人ぽっちだった私に「味方です。応援しています!」と言ってくれたぬくもり。
「夏休み明けに会いましょう!」
それが叶わないこともあるということ。
彼の事故死は、後輩からの電話と、急いで帰宅した夕方のニュースで知った。
彼は、自らの死をもってまた私にいろんなことを教えてくれた。そして、失う怖さを植えつけた。
溢れ出るものは涙だけではなく、言葉にするのに追いつかないものがたくさんあった。
また気が向いたら書きます。