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M-1予選審査が大幅変更⁉準決勝へ開かれた道のり

おはようございます。ぷかおです。
ご無沙汰しております。

今回のテーマは、「なんか今年から準決勝ガチすぎね?」です。

M-1グランプリ2022、今年もめちゃくちゃ笑いました!!
ウエストランドの「警察に捕まりはじめている!」が、個人的なMVPです。
カベポスターとキュウは、強いネタ作りまくってたので、今後の活躍に特に注目しています!

11月に「今年仕上がっている四強」として
・ヤーレンズ
・さや香
・ウエストランド
・金属バット
とメモをしていたのですが、全組の結果がまさかこんなになるとは、想像を絶する結果となりました!

実を言うと、今年一番の衝撃といえば、
”準々決勝敗退のメンツ”でした。
今年は、昨年ファイナリストのインディアンス、モグライダー、ゆにばーすや、ラストイヤー組のランジャタイ、金属バット、見取り図、会場で大ウケした滝音、ダブルヒガシなど、予想外の面々が敗れ、M-1界隈に激震が走りました。


今年の審査の大きな変化とは

例年の準決勝における
ファイナリスト経験者・ラストイヤー組・初進出
に関するデータは、次の通り。

2018
経験者 36.0% ラスト 16.0% 初 36.0%
2019
経験者 28.0% ラスト 12.0% 初 32.0%
2020
経験者 36.0% ラスト 4.0% 初 28.0%
2021
経験者 40.0% ラスト 8.0% 初 24.0%

これを見る限り、ラストイヤー組が必ず一定数存在し、初進出組が次第に減ってきているのがわかると思います。

M-1グランプリは、毎年新たな顔ぶれが現れることも楽しみの一つですが、実は準決勝の初進出にかかるハードルが水面下で引き上げられていました。

実際、決勝経験者の割合があがっていないのを見ると、準決勝のステージで惜しくも敗退している人たちが、どんどんその数を増しているわけです。

ところが、今年の準決勝のデータですが、
2022
経験者 29.6% ラスト 3.7% 初 48.1%

経験者がごそっと減り、初進出組が一気に増えました。
その比率は、1年前とはもはや真逆。
ラストイヤー組も、漫才師としては意外なかもめんたるのみでした。

本来あがっていてもおかしくない、準決勝の常連が一斉に敗北を喫しました。

M-1グランプリ2022準決勝進出者

例年なら準決勝を落とされるはずがなかった、インディアンス、見取り図、金属バット、ダイタクの名前が残っていなかったのには、目を疑いました。

一方、無名な若手漫才コンビにとって、準決勝進出のチャンスがつかみやすくなった、嬉しい変化となりました。

今年の審査はいつもと違う。

3回戦でももが敗退したあたりから、薄々と感じていたことでした。

変化① キャリアと審査の無縁さ
知名度?人気?過去ファイナリスト?そんなの関係ねえ。
変化② 拍手笑いの無意味さ
一部爆発的にウケてたけど、構成や展開拙いよねえ。
変化③ テクニックよりもネタの内容重視
漫才ほんとうに達者だなぁ。でも審査とは関係ないよねえ。

ガチ感漂う審査結果に、正直私は恐怖を覚えました。

なぜM-1の審査にこんなに大きな変化が訪れたのか。
この変貌の裏には、近年の動向が大きく関係していると思われます。


審査が変わってきた背景となる説

説① ハライチとアルピーの炎上

昨年、準決勝に進出したハライチとアルコ&ピース。
大変おめでたいことでありますが、一方で一部では不満の声もありました。

「ハライチのネタってウケてたっけ?」
「アルピー、嚙み倒して、最後制限時間もアウトだったよね?」
「知名度があってラストイヤーだから優遇されてるんじゃないの」

審査理由は闇の中だが、”忖度”で審査されたのではないかという憶測が飛び交いました。
もちろん、ネタ自体は準決勝にふさわしいものだったように思われますが、「落とされるはずの理由」も多々あったことは否めませんでした。

こうした出来事を踏まえた審査員としての反省として、キャリアや知名度を無視した審査に切り替えたという説です。

嚙み倒した今年の見取り図は、キャリアとは無縁に敗退しました。アルピーの審査とは、真逆のかじ取りでした。

説② ”静”の漫才への渇望

M-1ファイナリストは、華というか、テレビで使われやすいようなキャラクターを持っていることが多いです。たとえば、錦鯉の長谷川まさのりさんは、おバカキャラがありますよね。

そうした漫才のキャラクターや、わかりやすいフォーマットを身につけた漫才師の裏では、ネタ本の完成度が高い「構成漫才」が評価されづらかったのかもしれません。

今年の準決勝はいわゆる”静”の漫才、ネタの構成やフレーズで魅せる漫才コンビが多めに見受けられました。

芸風かぶりを避ける、というのは、以前ほど考慮されなくなったのかもしれません(考慮してほしいけど)。

説③ 面白い漫才師が多すぎる

最後の説は、ウケる漫才コンビが増えすぎて、ウケどころでは審査できなくなったという説です。

ウケで審査できないなら、コンテンツの中身を注視するしかない。

ネタの新奇性や、その二人にしかできない漫才(礼二さんが大切にしている)を特に採用することにすれば、少し審査の負担が減る、のかもしれません。

武智さんも、この評価基準には気づいてはりました。

https://youtu.be/ACGZ5Ub5eDI


予選の審査って

色々と大幅な変化を感じたものの、なんだかんだ審査に一貫していることは、「選ぶのは予選審査員」だということ。

迷ったら、最終的には番組の制作サイドの審査員が、TVで見せたい芸人を選び抜くわけですから、当たり前に私情もあります。あって当然です。

SNS上では、「視聴者に寄り添った、完全に客観的な審査」を求める声を散見しますが、そんなの不可能ですからね笑。

昨年のM-1グランプリで、印象強いツイートがありました。
お題箱回答にあった、その内容を引用して表示すると、こんな感じです。

そして準々、かつてミルクボーイが「お前は準々の壁さえ超えたらもう決勝行ける」と言われていました。それは、3回戦までと準決勝はウケさえすれば上がれるけど準々決勝だけは謎審査の魔境だということがみんなわかっていたからです。
現在でもめちゃくちゃウケてる明らかに面白い人が毎年何組も謎に準々で落とされ続けています。そしてこの場合は知名度等の要因では一切なく「結局は好みかどうか」で決まっているようなことが作家の発言から伺えます。
だからおかしいとは書きましたが、売れっ子も無名も誰が公平に作家のジャッジを待つ形なので、ある意味健全で公平な審査ではあります。
ただ、準々で落とされた人達の中に「これが準決勝行ってたら決勝行ってただろうな」と思う人、毎年何組もいます。

@kyurukyuruk

M-1審査がガチに変わったとて、こういう好みで選ぶ審査というのは変わらないし、変わってほしくもないとも思います。
視聴者の選ぶM-1に、発掘なんてできませんから。

関係ないですけど、ダイヤモンドが決勝行ったの意外でしたよね。3回戦から一度もネタを変えず(ネタ時間や細かい部分を変えているが)決勝まで行かせていいんだ!って妬ましく思ってました笑。和牛やキュウやカベポと比べると、ずるいなって笑。もうそういうのも通していいんですね、審査員に激ハマりが1本さえあれば。

今回の投稿は、これで以上です。


さいごに

とりあえず、M-1のの審査が変わったんだなって知ってもらえたらいいいです。

予選から追ってると、
「毎年準決勝の審査に不満がある❕出来レース、もう見ない❕」
を見て、どうしても口を挟みたくなってしまいます笑。

「金属バットを落として、ほかを通すなど忖度❕」
忖度がなくなったから落とされたんですよ、とはよう言えません。
金属バットのフリーライダー増えましたよね。この1年で。
劇場まで行きまひょ。

えっ!?何ですか?

私が
お笑い分析するイタいヤツ!?






ああああああああああああああああああああ
佐久間さあああああああああああああああん






この投稿、皆目見当違いです。
本気にしないように。

ご覧くださり、ありがとうございました。

また、いつか分析書きます。



テンキュー

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