妄想発信基地の軌跡(3) 全てのはじまり
▼MPP(Movin' Picture Project):2001年ころ〜
映像制作に関わる人を中心とした個人的な共創プロジェクトhttps://drive.google.com/file/d/1cIOVp-M_GQxZqdnIrIfNuX9pMtyMGU0U/view?usp=sharing
(↑当時の情報がほぼ残っておらず、唯一残っていた資料です)
私はプロダクトデザインやゲーム制作などの経験を経てフリーランスのクリエイターとなりました。
独立してからは、Webサイト制作やモーショングラフィックス主体の映像制作を主な業務にしていました。
このように、雑食性の高い創作活動を行なっていたため、「多種多様なクリエイターがジャンルを越えて集うコミュニティが出来れば…」という想いが生まれ、その後の活動の原点となるプロジェクト「MPP(Movin' Picture Project)」がスタートしました。
当時、VJをしていた関係で、ショートムービーの作家を始めとする多くの映像クリエイターと知り合うことが出来ましたが、彼らの共通の悩みは発表の場が少ないことでした。
YouTubeに代表される動画共有サービスがまだまだ普及していなかったので、映像作品をいかに多くの人に観てもらうか?に日々頭を悩ませていました。
個人でストリーミングサーバーを借りて作家さんたちの映像作品を公開したり、大きなスクリーンがあるお店を貸し切って上映イベントを開催したりしていました。
そのような活動に関わってもらったり、作品を提供してもらえるクリエイターと繋がるために、会合や交流会(飲み会)を定期的に続けていたのですが、「映像制作には様々な職種の人が関わっているから、この人たちと映像以外のモノを創ったり制作案件を請けたりできるんじゃないの?」という考えに至りました。
実際、交流会を開くと「こういう案件があって人を探してるんだけど…誰かいない?」みたいな話が出てきて、仕事に発展した事例もありましたが、基本的に個人的な活動だったので、仕組みを作るまでには至りませんでした。
ただ、「妄想発信基地」というキャッチフレーズを付けた本プロジェクトに可能性を感じて集まってくれたクリエイターは少なからずいました。
そのモチベーションが次のプロジェクトに繋がりました。
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