アンマーとぼくら
有川 浩さんのアンマーとぼくらを読んだ。
あとがきもなく、読み終わったときには小説の不思議な世界観が余韻として残っていて、今もなお、その余韻が残っている。
アンマーは沖縄の言葉で「おかあさん」という意味。
主人公のぼくには、「お母さん」と「おかあさん」がいる。
そんな「ぼく」の家族の話である。
お母さんが亡くなって
心の整理がつかないまま
おかあさんに出会ったぼく。
おかあさんは、素敵な人だけど
まだお母さんとの想い出を大切にしたくて
お母さんのことを忘れたくなくて
「おかあさん」となかなか呼べなかったり
うまく接することができなかった主人公。
そんな主人公が、
自分よりも子供な父親に振り回されながら
おかあさんと新しい家族の絆を築いていく話。
読み終わってから調べてみると
かりゆし58の「アンマー」を題材にした小説ということがわかった。
家族の愛の深さや美しさが描かれていて
素敵なお話でした。
どうしようもない、子供よりも子供なお父さん。
そんなお父さんが大好きなお母さんとおかあさん。
おかあさんと少しずつ家族になってくぼく。
沖縄の不思議な空気感。
色々と印象に残る場面やセリフがあるのだけど
そのなかでも印象的な言葉が
「男の子を育てるということは、好きな人の子供の頃を見られる、ということだ」
おかあさんが好きな絵本の作者が言ってた言葉らしい。
このセリフをよんで、嬉しくなったし、
ちょっと将来、息子にあえることが
楽しみになった😊
この本よんで行きたくなった
沖縄のスポット/やりたいことリスト
残波岬、斎場御嶽、石敢當さがし
玉泉洞のおかっぱ、シーサーと紅型染め
やちむんの里、勝連城、 海中道路、
浜比嘉島の東の御嶽、果報バンダ
首里城の向かいの石畳の道を抜けたあとの御嶽。
わたしは彼とどんな家族になるのかな。
子供とどんな関係を築くのかな。
そんなことを思いました。