社会は核家族共働きを前提にしていない件
子どもが生まれて、保育園に入り、今度は小学校に入学し、、、そして思ったのは、共働きは歓迎されてない、というか無理ゲーということ。
共働きというか、核家族共働き。保育園も小学校も、職場も、すべては家に専業主婦がいるか、もしくは祖父母の助けがあること前提でまわっている。
子どもが熱を出して早退することの気まずさといったら、、休みが続いた時の陰口の言われようといったら、、そういうことが積み重なれば退職する人がいるのも当然だ。
祖父母がいればこうはならないんだろう。同じ職場の同僚にも、祖母が毎日保育園に迎えにいってくれて、子どもに夜ご飯も食べさせてくれて、なんならお風呂も入れてくれて、自分は祖母の家に迎えに行って、帰って家で寝かしつけるだけです、という人がいて腰を抜かしそうになった。
まじなの?
でもこういう人が特別恵まれているのではなかった。周りもこんな人がほとんどだったのだ。田舎で実家にUターンした人がほとんどというせいもある。ここでは祖父母は完全に子育て要員なのだ。
というか、そうならざるを得ない。喜んで孫育てをする人もいるけれど、だいたい自分の体力のなさに気づいたりして、うんざりしながらしている人もいる。自分が就職して孫の面倒みることからうまく逃げる人だっている。それでも、社会は祖父母は孫の面倒を見て当然という空気がある。これは田舎に行けば行くほどそうだろう。なぜなら三世代同居率が高いから。
なんなら、同居してないなんてわがままなやつというレッテルを貼られることもある。いや、なにそれ?うちの事情はあなたに関係ないでしょうに。
うちは親から早々に孫は面倒見ません宣言をされたので、保育園の送り迎えもすべて自分で行なっている。てか、それが当たり前だとずっと思ってた、、。
職場にしたってそのほうがありがたいんだろうし。熱出すたびに休まれる人よりは、祖父母に預けてバリバリ仕事してくれた方がいいに決まっている。
小学校の年数回ある授業参観や役員会、行事も当然のように平日の昼間に入れられたりする。先生のブラックな働き方を考えればそれは仕方ないけれど、その度に仕事を休まれていたら職場はたまったものではない。
核家族共働きというのがもとから無理ゲーなのだ。こんなのできなくて当然だし、できている人はたいていバックに祖父母がいるのだ。そんなひとと比べられて落ち込む必要はない。
私も本当なら家で子どもの宿題をゆっくりみてあげたいし、やりたい習い事にも送り迎えしてあげたいし、お菓子が作りたいと言われたら一緒に作ってあげたいし、公園に行きたいと言われたら連れて行って遊んであげたい。
でもムリなのだ。そんな体力もないし時間もない。すべてはしてあげられない。仕事も家庭も中途半端にしかできないしそれがくやしい。
子育てに専念できたらどんなにいいかと思うけれど、将来大学に行った時の費用を考えれば今仕事を辞めるという選択肢はない。大学もしくは専門学校の学費だけじゃなく、一人暮らしをすればそのアパート代やら光熱費やら、いくら仕送りすればいいのか考えただけで恐ろしい。海外に出稼ぎに行く若い人が増えてるらしいけれど、そりゃそうなるよね、、、。親としてもむしろありがたいのでは?
結局、お金。お金があればすべて解決する。フランスでは子どもが3人いると月10万くらいもらえるというよね。ほんと羨ましい。そのくらい必要だよ。こんな忙しいのは異常だって。それから大学も無料にしてくれ。そうしたら、もっと産む人は増えるにちがいない。
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