
なぞるプリントのすすめ
おかだ式計算プリントの最初は数字をなぞるプリントです。数字を書くのではなく、「なぞる」であることにポイントがあります。
このなぞる練習は、特に、字がきたないお子さん(実は大人にも)おすすめです。
読みやすい字でなければ字ではない
計算もそうですが、人が学ぶためには、だれにでも読みやすい字が書けなければなりません。これからパソコンや携帯が、どんなに進歩しても、手で書くことには、まったく別の意味があるからです。
そして書くのは自分も含めて、あとで誰かに読んでもらうためなので、「読みやすい」ものでなければ、意味がありません。
読みやすい字を書くのは身についた技術
字がきたない子どもに向かって、「もっとていねいに書きなさい」「読める字を書きなさい」などと言うのは、ほとんど無意味です。書く本人には。きれいに書きたい気持ちがいっぱいあっても、きたない字しか書けないことがほとんどだからです。
ためしに、まっすぐな線やきれいな円を書いてもらえばわかります。まっすぐな線も引けなければ、丸く書こうと思ってもゆがんだ円しか書けないことがほとんどでしょう。
卓球のラリーのように、体操の着地のように、ピアノのスケールのように、練習しなければ、まっすぐな線もきれいな丸も書けないのです。
まっすぐな線もきれいな丸も書けないのに、「ていねい」を心がけるだけで「読みやすい字を書け」というのは、キャッチボールもできない子どもに「公式試合でピッチャーをやれ」と言ったり、かんたんな練習曲も引けない子どもに「コンサートで協奏曲を弾け」と言っているのと同じです。
ごうまんであり、子どもにとっては虐待と言ってもよいでしょう。
まずは線や円の練習から
自分でも読み間違えるような字しか書けない子どもには、まずまっすぐな線やきれいな円がフリーハンドで書けるようになる練習が、まず必要なのです。
とは言うものの小学校も中学年になったら、そんな練習をしたいと思う子どもはあまりいません。そこでおすすめしたいのが、私の作った数字をなぞるプリントです。
ご希望の方は、こちらの メールフォーム から「なぞるプリント希望」とメッセージを下さい。今なら無料で差し上げます。