きたない字はソンですよ
計算が苦手な子どもは、書く字が雑で、読みにくいことが多いです。習字を習っていても、習字以外のときの字は、読みにくい子どもも少なくありません。
読みにくい字を書いてしまう最大の原因は、実力以上に急ぐことです。
現代の日本は、子どももかなり忙しいようなので、無理もないかもしれません。でも、急いで雑な字を書くことで良いことはひとつもありません。どんなにめんどうでも、ていねいに読みやすい字を書いたほうが、人生は幸せになります。
これは絶対に真理です。
なぜなら、字を書くのは、だれかに読んでもらうためだからです。きたない字を書けば、読んで貰う人に、必要のないストレスをかけます。良い関係が作れるはずがありません。
もちろん自分だけのためのメモ、というのもあります。でもそれも、自分自身によけいなストレスをかけます。その結果、疲れるわりにミスをし、やり直しに時間をかけ、また疲れる人生になります。
だから、多少時間がかかっても、読みやすい字を書くべきなのです。
美しくなくてもいいのです。自分の実力に合わせて、ていねいに読みやすい字を書くのです。
それが、自分の人生を大切にすることにつながるのですから。