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高知移住日記 初級編その2(弾丸東京往復編)

のんびり休日と怒涛の入学式

岡山へ日帰りした翌日からしばらく、高知は晴天。朝から洗濯をして掃除をして、届いたばかりのルンバを動かしたりしてまったり過ごす。

雨戸をあければ山が見えて、空は青空。いやぁ、高知に住んでるといいよねぇと休日気分を満喫。
買い物に行けば、びっくりするほど安い鮮魚の数々。みんな近海もの。いや、あたりまえだけど。地産地消っていいよねぇと、いい気になって毎日お刺身や魚を買っていたら、息子が「肉食べたい」って言いだした。ごめん、高校生には肉だったと母反省。

天気の変わりやすい春のこと、毎日晴れているわけでもなく、毎日お花見ができるわけでもなく、低気圧が近づいて翌日から雨予報が出ていた夕方、さてと入学式の準備でもしようかと時間などの確認をしてみたら、息子の部屋から入学式に提出の書類が次々に発見される!!

口座振替依頼書なんて、銀行で押印もらわなくてはいけないやつじゃん!!
入学式は金曜日。今日は水曜。そしてすでに4時を回って銀行は終了している!!(後で気が付いたのだが、高知銀行は夕方まで営業していた)

翌朝、雨の中銀行へ行き、コンビニで証明を取り、ワークマンでカッパを購入。
というのも、息子の高校まで自転車で約1時間かかるのだが入学式当日は午前中土砂降りの予報。なのに、カッパを東京の家から持ってくるのを忘れてる!!やばいよやばい。ちょうど、銀行、コンビニの並びにワークマンがあって、家のすぐ近くだったのがラッキーだったから、買いに行った次第。

雨の買い物を済ませて、なんとか入学式の書類も一通りそろえた当日の朝、「今日は何時に出るつもり?自転車でも雨だから余裕をもって出ないと間に合わないよ」というと「雨だから電車で行く」と息子
え?え?雨でも自転車で行くと、制服注文の時に自信満々でカッパ買わせたじゃないのよ!と思い、
「電車で行くなら、30分おきにしか電車ないから、もっと行くまでの時間を見ないとならないし、帰りの時間がパツパツになるから、オカン買い物もできないで夜行バスに乗らないとならないよ」
と半泣きで抗議。
すると、息子しぶしぶ自転車がパンクしていることを白状する。
入学式当日の朝8時過ぎのこと。
「えぐいパンクしたから無理だと思う」
「えぐいパンクって、どんなパンクよ」
「パンクした後にしばらく自転車に乗って走ったから」
「そんなの、もっと早く言えば自転車屋で修理したのに」
と、ここまで話して思い出した。私がロードバイク乗りだったことと、交換チューブのストックは結構数があること、息子の乗っているクロスバイクは、前に一度私がチューブ交換したことがある次男のおさがり自転車だったことを。

土砂降りの雨の中、外に駐輪してあった自転車を家の中に運び入れさせて、さっさとパンクしていたタイヤを外す。私の自転車装備品の中から工具を出してきて、チューブ交換。この間約20分。
無事タイヤに空気が入って走行可能に。
それまで、めんどくさそうにふてくされていた息子。オカンのパンク修理を無言で見るだけ。
いやぁ、オカンの実力ちょっとは見直したか。

しかし、おさがり自転車のタイヤはもうツルツルだったので、またすぐパンクするのは必須だから、次の日曜日弾丸ツアーが終わったら、自転車屋で前後タイヤの交換をしてもらおう。

弾丸ツアー東京行き夜行バス

無事に夕飯を食べてから20時発のバスに余裕で間に合う。座席について、「そうそう、この時間にいつもの英語ゲームを進めてポイント貯めなくちゃ」とスマホを操作していると、賑やかな若い女の子が「隣り失礼します」と乗ってきた。

何だかとても人懐っこい彼女は、充電のためのケーブルを差す口や寝るときの顔を隠すためのガードや足を乗せるフットレストについて、「これはなんですか」「これはどうするんですか」と屈託なく聞いてくる。
私は英語ゲーム(時間制限あり(笑))に忙しかったのだけど、その都度「それはここ」「それはこう使うよ」と言葉少なにレクチャーしていたら、すっかり気安く話しかけてくるようになった。
「どうして高知に移住したんですか」「東京から高知を選んだのはなぜですか」「こんなに素敵な人なのに、テレビに出ないんですか」「こんな仕事をしたらどうですか」まあ、止まらない止まらない。エンドレススピーカーのよう。天真爛漫でかわいいんだけどね。

「本は書いていないんですか」の質問に、本は出していないけど、ブログは書いているよとnoteの記事を紹介したら、携帯で一生懸命読んでくれて、「読みやすい!私、文章読むの苦手なのにこんなに読めた」ととてもほめてくれていたあと「あ、携帯の充電が12%だ」と叫んで充電ケーブルをごそごそと取り出す。まったくじっとしていない(笑)
しかし取り出した充電ケーブルはUSB式ではなく電源に直接差し込む式だった。これは、バスでは使えないよなぁと察して、私が何本も持っていたケーブルの中から彼女の携帯に合うものを貸してあげた。天真爛漫な彼女はとても感謝してくれて、次の休憩のパーキングエリアでお礼をしたいと、「どうしてもお礼させてください。飲み物は何がいいですか?好きな食べ物は何ですか」と言う。でもね、パーキングエリアで、夜行バス走行時間帯なんて自販機だけだから大したものは売っていないと思って「休憩所では大したものは買えないよ」って言ったのだけど、その言葉の意味をうまくつかめなかったらしい。

バスを降りたところで、売店方面に歩いて行った彼女の「ええ!自販機だけなの」の言葉を聞きながら私はトイレへ。
先に席に戻ってきた私のところに、彼女が買ってきたお礼はなんと!

バニラアイスとカルピスウオーター

夜行バスで、これから寝るのにこのチョイス。
ああ、天真爛漫なこの彼女は、そういう人だったんだね。とチョイスで納得した次第。これは、選ばれたと観念して、解放されるまでは付き合ってあげようと腹をくくりました。

ネットカフェって色々使える

早朝、東京駅に着き、天真爛漫なかわいい彼女から解放されて、一路「東京スリーデイズ」と銘打ったイベント会場へと移動。
イベントの内容はとっても楽しかったので、また別に書きますが、その裏で私がどんな行動をしていたのか。

まず初日の会場は池袋の「自由学園明日館」
10時開始のイベントなのに東京駅に到着したのは朝7時前。東京駅でメイクをしたってまだまだ時間あまりまくり。そこで池袋に移動後、まずネットカフェを検索してそこで時間をつぶすことにした。

今回はイベント参加だし、泊まりは電気もガスもない水道だけの自宅だから、なるべく荷物は少なくしようとカメラもパソコンもiPadも持ってこないで携帯のみ。電気がないからバッテリーは3台も持参。
初日からバッテリー残量には気を使っていて、いつもはバスで充電なんてしないのに今回はバスでもケーブル使って携帯を持たせていた。
が、ネットカフェって電源の差し込み口が何個も!ここなら充電できるぞって思った。

そして、ネットカフェというくらいだから、インターネットは使い放題。
そう、さっそくブログの更新ですよ。空き時間にここでブログを書けば、経験してすぐにその時の気分で更新できる。
よしよし。今後も東京弾丸の時はこの手で行こう。

自宅キャンプの実態

さて、1日目のイベントも散々笑って楽しんで午後には解散。
さあ、電気ガス無い自宅へ帰宅。と、最寄り駅に着いた時には冷たい雨が。

高知でも雨に降られ、東京でも雨に降られ。そんなもんよね。
小降りのうちに急いで家に戻って、明るいうちに雨戸をあけたり寝る場所を整えたりと準備を始める。
なんせ、自宅「キャンプ」だからね。ライトや捨てる予定の毛布なんかも準備。

夕方、雨が強くなってきた頃に、娘が友人と「捨てる予定だった自転車」を受け取りに来た。さすがにロードバイク乗りの私としては、たとえクロスバイクだったとしても、まだまだ乗れる自転車を捨てるのは忍びなくて、もらってくれるものなら第二の人生(自転車生)を生きてほしいと思ったわけで。

割とぼろい自転車を、喜んでもらって帰ってくれた後、娘はもう一度戻ってきて今度はやはり処分しようと思っていた「ホルン」を持って行った。
このホルン。実はお義兄さんから娘がもらった結構いいホルン。次女と三女はブラバンの人だったからね。それでも結婚後実家に置きっぱなしにして知らん顔だったのだけど、さすがにもったいないと思ったらしい。
私の自転車への気持ちと同じだね。

さて、夕方のちょっとしたイベントも終わったので、さあお風呂に行こうと準備をして外に出ると冷たい風が!!
このまま銭湯に行ったら帰りに風邪をひく。
しかし、持ってきた上着は薄手のジャンバーのみ。
さあどうする!!!
迷うことなく、東京に忘れていたカッパを着て銭湯に行きました。
カッパの防寒力半端ないからね。春秋の自転車旅行では何度も防寒の役に立ってくれましたから、信頼度は抜群。カッパも私の信頼にこたえてくれて、無事湯冷めせずに帰ってこられました。

寒い春の夜の銭湯は極楽だった~
たったの500円で4種類ものお風呂に入れて、さくらの香りのお風呂(桜湯)もあって、あったまったし気分もよくなりました。
その日の夕食はコンビニ弁当。もちろん温めてもらって、コインランドリーで洗濯しながら食べました。乾燥機の熱でほんわか暖かく、電気のない自宅で食べるより気持ちよく食事ができました。

東京弾丸ツアーの後は

本当は、日曜日に心理学のセッションがあって参加できない予定だった東京のイベントに、偶然が重なって参加できることになって弾丸ツアーとなった三日間。
今週は、いったん高知に帰った後も京都に弾丸で研修に行ったり、埼玉の友人のところに針を打ってもらうために0泊三日の夜行バスツアーをしたりと大忙し。どんな1週間になることやら。まだまだ、高知と各方面(主に東京)の往復は続きそうです。

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