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【レコード】Free - Fire And Water 1977年プレスUK盤

以前、フリーの「ファイヤー・アンド・ウォーター」UKオリジナルを購入したが、不良品ではないかと疑いたくなるほどひどい音だった。なんか音がモコモコしている。スライ・ストーンの「暴動」のあのモコモコ感をもっと強くしたような感じだった。それに楽器が良く聞こえない。がっかりしてすぐに売ってしまった。

ネットで情報を調べると再発盤のほうが音が良いとか、いやオリジナルもなかなか良いとか色々と情報が出てくる。
そこで最も若い再発盤1977年プレスの物を購入してみた。マトは両面5Uだ。

1977年リイシュー。ペラペラしたジャケだ
いわゆる背絞りジャケ
パームトゥリー、ピンク・リム

聴いてみると断然こちらの方が音が良い。少し重心の低い音だ。オリジナルはコゾフミックスとかって言われていて、何かしらの問題が起こっていたのではないかと個人的に思う。またスライの話になるが彼やディランも直前で曲のバージョンを差し替えてしまったとか。意外とよくある話なのかもしれない。

というわけでこのLPはこの盤でヨシとした。
ついでにフリーのセカンドのいわゆるレイトプレスと言われるであろう再発盤もめちゃくちゃ音が良かった。個人的に高価なオリジナルの音が良いのはあまりにも普通なことで、むしろ再発盤とかがめちゃくちゃ音が良いとテンションが上がってしまう。特にUK盤の再発盤は音が良いことが多い気がする。よくわからないが仕事が丁寧なのかもしれない。

スリーブにある「Made in Great Britain」の文字

型番「MOVLP794」の最近のMusic On Vinyl再発盤も持っている。こちらは悪くないが無難な音で、いつも聴くのは1977年の方になってしまう。

アルバムの内容は最高で、少し暗いがキャッチーで何よりもテンポが遅い。この遅さがフリーの良さだろう。テストステロンが減少した疲れたおっさんにはちょうど良い。

謎の裏ジャケ。フリーのジャケはセカンド以外はださい。売る気あるのか

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