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【レコード】Bobby Caldwell ファースト USオリジナル

想他さんという方のブログにボビー・コールドウェル(Bobby Caldwell)のファーストアルバムUSオリジナルについての記事があった。

内容はラベルデザインやジャケットなどこのアルバムは様々なパターンがあり、しかもマスタリングスタジオも違うという大混乱ぶり。どれがより初期のプレスかについて深い考察が記されていた。
特に気になるのはこの部分である。

では、どっちだったんだろう?
ボクは、後から追記されたんだと思う。
つまり、二行表記がレイトだというのがボクの結論である。
(中略)
うちのUS盤のこの部分(つまり、裏ジャケ左下部分)のクレジット文字が、白文字ではなく、ピンク文字なんである。

ストロベリー・フィールズ ~ボクの秘密基地

USオリジナルとして某ショップで買った物を持っていたので早速確認してみたがなんと自分が持っているのはピンク文字ではなかった。

白!そして二行

マトにはSLK SCIENCE IN ACTIONという刻印がありDiscogsを見るにやはりオリジナルのようだ。つまり私が持ってるのはオリジナルだが初期のほうのプレスではなさそうである。
これはこれで楽しく聴いていたが、実際、音はややこもっていてボーカルも曲によっては割れているような音がする。
(しかもカット盤。なんかカット盤って音が悪いことが多くないですか。やっぱ売れ残ってるって色々良くないのか)

違いが分かりやすいので見つけてしまう

しかしレコード収集にとってジャケットが違うのは大変わかりやすいことである。いちいちマトを覚えて確認する必要がないからだ。そんなこんなでそのことを覚えていたのだが偶然レコード屋でピンク文字のこのアルバムを見つけてしまった。当然USオリジナルの表記がある。値段もリイシュー盤が出てちょっと経っていたこともあるのか(あれ音いいのかな)思ったより安かったの買ってしまった。

家に帰ってレコードを洗い聴いてみると音が全然いい!!クリアでデカくてパンチがある。全然迫力が違うじゃないか。こりゃ明らかにこちらの方が初期プレスだ。
マトは
CLOUDS  CL-8804 'A' RR-2 S'K S-6222
CLOUDS-CL-8804 'B' ~ RR-2- S'K S-6223

ジャケの例の部分も違った。

上が音が良い方。確かに濁ったピンク。

しかしそれどころかジャケには色々違う部分がある。

下が音が良い方。今度は文字がより白い。

そして何よりも正面ジャケットが違うのだ。
良くみると正面文字付近に星屑のようなものがたくさんある。

右が音が良い。これだと一見わからない。
下が音が良い。点がいっぱいあるのがわかるだろうか
下が良い。小さい点がある。

はえ〜これは一体なんで違うわけ。さっぱり良くわからない。こんなの修正する必要あるのかよ〜

ついでに音が良い方のラベル
先に持っていた方


というわけで大変音の良い盤を手にすることができた。これはCriteria盤で、そうなるとStarring盤が気になるがもうとりあえずこれでヨシ!とすることにした。

それにしてもこのアルバムは本当にかっこいい。とろけそうなメロディとグルーヴ。
晩年なんかのブラックミュージック系の賞のライブに出演していたが声も出ていたし異様に盛り上がっていた。レジェンドである。

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