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継続するって、すごいことなんです!

今日、世界的に有名なファッションデザイナー、ラフ・シモンズの自身の
ブランドの休止を発表したとのニュースを聞きました。
ラフ・シモンズは、今現在プラダのクリエィティブディレクターを、
プラダ創始者のミウッチャ・プラダと共同で務めている。
私はそのニュースを聞いて、一つの時代の終焉なのかな?とも感じました。
ラフ・シモンズと言えば、ベルギーのアントワープを代表するデザイナーで、90年代のミニマルファッションを牽引してきた素晴らしいデザイナー。
若者の反骨精神を昇華させながらも、ラフシモンズらしいシンプルかつ
遊び心ある色使いやパターン使い。
そもそもメンズしかなかった?と思いますが、私は女性だけどメンズアイテムを普段から普通に着ていたので、ラフ・シモンズも大好きなブランドで、
毎シーズンコレクションはチェックしていました。
上質なニットや長ティーを、若いながらも奮発して頑張って何点か買った
ことがあります。

クリエィションを長く続けるって、、本当に大変なんですよ。
私も、帽子デザイナーとして約10年、ブランドを営んでいました。
始めた頃は、とにかく後先の事もよく考えず、とにかく自分の作りたいもの
・自身の思いをアウトプットした作品を正直に作っていた。
それが、ありがたいことに販売先が決まり、世に出るようになると、
【もっと多くの人の目にふれたい、認めてもらいたい】という気持ちが
どんどん芽生え広がっていくので、世の中の流れをキャッチして、
必要とされるクリエィションに近づけるために、時には人の意見を聞き入れ
柔軟にもの作りをするようになる。(いや、できるようになるが正しい)

それがいいことなのか、そうじゃないのかは、本当に人それぞれです。
生活もあるし、生きていく為には時には妥協したり、周りに順応することも大事なこと。

私がブランドを休止したのは、おおまかに二つありました。
まず一つは、もうやりつくした。ということ。(自分の中でこれ以上作りたいものがなくなった)
あと、もう一つは、やりつくしたことで、以前あったパッションがなくなってしまった。(そのギャップに苦しむことになってしまった)
それだけではないけど、一度リセットしたくなったんですね。。

もう休止してから15年近くになりますが、今の私があるのは、
若いながらも必死に自身の好きなもの・クリエィションをデザインとして
昇華してもの作りを頑張っていた事が、今、自分自身の強みにつながっていると確信しています。それが自分の武器でもある。
若い頃は、とにかくゴールや目標は明確にあったんだけど、
自分の強みやパーパスがきっとさほど明確でなはなかった(わからなかった)のかもしれない。ただただ毎日を必死に生きていたのかな?

普段の習慣から離れてみること、一度自分を客観視すること、
マインドセットを考えることは本当に大事な作業だと思います。
休んだり、止めたりすることは勇気がいりますが、ある程度の節目でそんな
タイミングを入れてみることも大事な気がします。
(おそらく必然的にやってくると思います)
自分にも優しくなれるし、続けることは自分自身のベースがあるからこそで
あり、そこが一番大事な所だと気づかせてくれる。
自分に向き合うことは大事だよ!自分が一番なんです!

話はそれましたが、私の私見ですが、ラフ・シモンズさんは次のステージにまた立つべき、自分の活動やクリエィションに終止符を打ったのだと思う。
多くの人に勇気とパワーを与えてくれた、ラフ・シモンズの素晴らしい
クリェイションはこれからも進化し継続していくことを、今後も本当に
心から楽しみにしています!
ラフ・シモンズさんのドキュメンタリー映画【ディオールと私】は是非一度
観て欲しい!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
I hope I can help you with your happiness.
吉髙神沙織





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