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[元気魂]ミネラル分は足りていますか?
「ミネラル」とは「五大栄養素」の1つ。炭水化物、たんぱく質、脂質という「三大栄養素」に、ビタミンとミネラルを加えたたのが一五大栄養素」です。
誤解されやすいのですが、ミネラルという単体の成分があるわけではなく、多くの元素の総称です。約100種類のミネラルが存在すると言われて
一説によると「人体は約30種類のミネラルでできている」のだとか。そのうち私たちの体に必須とされるミネラルは、栄養学的には16種とされています。
1日の摂取量が100mg以上の「主要ミネラル(多量ミネラル)」と、100mg未満の「微量ミネラル」とに分けられています。
主要ミネラルとは、「カルシウム」「リン」「イオウ」「カリウム」「ナトリリウム」
「マグネシウム」「塩素」の7種類。
微量ミネラルとは、「鉄」「ヨウ素」「亜鉛」「銅」「セレン」「マンガン」「コバルト」「モリブデン」「クロム」の9種類。
摂取量を見てみましょう。
「カルシウム」⋯⋯成人男性で750~800mg成人女性で650mg
「鉄」⋯⋯成人男性で7・5mg、成人女性(月経なし)で6・5mg、成人女性(月経あり)で10・5〜11・0mg
「モリブデン」⋯⋯成人男性で30μg(マイクログラム)成人女性で25μg
「そんなにちょっとでいいの?」と拍子抜けしそうになる数値ですが、どの
成分も働きが微妙に異なり、体が正常に機能するよう貢献してくれています。
水不足&塩不足で引き起こされる弊害とは
もし「ミネラル」が足りなくなると、人体はいったいどうなるのでしょうか?
「カリウム」(神経伝達、心臓の動きのサポートなどに関わる)が不足した場合
不整脈、呼吸困難、筋力低下、反射機能低下、便秘、足のつりなどが起こります。
「亜鉛」(糖代謝・酸素の活性化、酵素の産生・維持、生殖器機能の維持、ホルモン合成などに関わる)が不足した場合
皮膚炎、味覚障害、貧血、甲状腺機能減弱、小児の発育不良などが起こります。
このように例を挙げだすときりがないのですが、それぞれごく少量ず、かせない栄養素が「ミネラル」なのです。
ミネラルは体の中では生みだせません(ビタミンと同じ)
だから、積極的に口から摂取する必要があります。
飲食からとるミネラルが不足すると、体は手持ちのミネラルを使おうとします。体、つまり骨を溶かし、そこからミネラルを補おうとするのです?
そのような状態では免疫が下がり、さまざまな不調が引き起こされるのは言うまでもありません。
ミネラル不足は骨盤の歪みにも関係しています。
仙腸関節の周辺の「筋膜」がだっすいして、硬くなり、柔軟性がうしなわれるからです。
その結果、腰痛ギックリ腰を繰り返している、靭帯に問題がある。このような場合はミネラル不足を注意しましょう。
仙腸関節の周りの筋膜が十分潤っていたとしたら、柔らかさしなやかさが保たれ腰にまつわるトラブルは起こらなくなるはずです。