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上告審へ—プレカリアートユニオン事件原告として実現したいこと

プレカリアートユニオン総会決議不存在確認等請求事件について、一審、二審と敗訴した清水直子こと関口直子氏側から上告があったようで、弁護士から連絡をもらいました。

清水氏により(本当は代表権がないのに不当に)プレカリアートユニオンを原告とする訴訟などを起こされている方も多いと聞きますので、ご参考用に、上告の書類を置いておきます。ついでに、プレカリアートユニオン事件の原告として実現したいことをまとめておこうと思います。

上告書類

抱負と公約

正直なところ、これ以上トラブルメーカーな人たちと関わりたくないのですが、ここまで来た以上、初志貫徹で組合健全化の志を貫徹したいと思います。
それは、具体的には次のとおりです。

平成27年9月以降の加入関係の清算

平成27年9月以降にプレカリアートユニオンに加入した組合員については、組合への加入について表見代理(による組合加入の有効)を主張することも無権代理(人の責任追及や取消権行使)を主張することもでき、どちらを選択するかは当人の自由であると解されます。
したがって、平成27年9月以降に加入した組合員について、個別に案内を送り、組合への加入を表見代理により有効と考えるか、無効と考えて組合費・拠出金等の返還を希望するか、個別に清算を行うのが誠実な態度であると考えます。
また、少なくとも令和6年2月28日の判決後に加入した者については、個別の事情にもよりますが表見代理により加入する余地はなく、無権代理人を介して無効な組合加入契約を締結したものとして、組合費等全額をお返しするとともに組合から退会願わざるを得ないことになると考えます。
私がプレカリアートユニオンの運営に関与することになれば、これらの清算作業に積極的に取り組みます。

被害企業への謝罪と補償

労働組合の街宣活動などが正当化されるのは、その内部で選挙等が適正に行われており、民主的に組合が統制されていることを前提とするところ、プレカリアートユニオンでは、平成27年9月以降、そのような統制が行われておらず、一部の者が文字通り組合を私物化し、被害企業の業務を街宣活動などの威力で妨害し、かつ名誉を毀損し、そうした活動をやめることを事実上の交換条件として巨額の「解決金」を得、一部の者がそれを分配するということが残念ながら行われていました。
このような行為は民法上の不法行為に該当するため、真摯に弁償を申し出、資力のある限り希望する被害企業には弁償をおこない、弁償しきれない場合は破産申し立ても検討するという対応が誠実なものとなります。

不当利得の返還請求

平成27年9月以降の代表者選任決議が不存在であった以上、
・清水直子こと関口直子ら自称役員の「役員報酬」
・清水氏がプレカリアートユニオンとして依頼した弁護士の報酬
・その他、プレカリアートユニオンの名義で金が支払われた契約
は全て無権代理により無効であり、プレカリアートユニオンに対してはいったん返金していただいた上で、責任者である無権代理人の清水氏個人に請求していただくという手続を取る必要があります。
これは、アルバイトの給料についても同様であり、私自身も、プレカリアートユニオンへの加入契約については表見代理により有効であると考えるものの、プレカリアートユニオンとの雇用契約については、無権代理によるものとして清水氏個人に給料の支払いを求めた上で、その支払いがあり次第、ユニオンに対しては同額を返金・供託しようと考えています。

仮理事の選任申立

プレカリアートユニオンでは、平成27年9月以降の総会(大会)決議が不存在(無効)であると判決が出ておりますが、判決により示唆されている全員出席総会などの開催や総組合員の同意などの形成は事実上は困難です。
なぜならば、そもそも、平成27年9月以降に加入した者が組合員であるかどうかは既に述べた通り本人の希望次第であるところ、その個別の意向確認の作業を行わないことには誰が組合員であるかを確定することができないからです。その作業を誰が担うのか、何年かかるのかという問題を考えていくと、事実上は全員出席総会などは困難という結論に突き当たります。
しかし、このような場合、民法によれば、仮理事の選任申立をすることができます。
仮理事の選任申立をすれば、中立な裁判所が弁護士等の資格者を代表者に選任し、ここまで述べたような適正な手続を公平な立場で実施してくださることが期待されます。そして、改めての財産調査の中で債務超過が明らかになれば、破産への移行も期待できるでしょう。
プレカリアートユニオンでは、仮理事の報酬を払うだけの残余財産があるうちに、一日も早く仮理事の選任申立をするべきです。

まとめ

そもそも労働者ではない者が、「労働組合」を名乗り、会社への嫌がらせを業として金をむしり取る、そんな悪夢のような現実をひとつ、地上から消し去ることができるとすれば、労働者、組合員として冥利に尽きると言うべきです。

あるとき、某所(遠方)に住む精神障害者の男性から、意味不明な内容の訴訟を起こされたことがあります。反論の書類を作るのは簡単ですが、それを「陳述する」と法廷でひと言述べるためだけに遠方に新幹線で赴く必要があり、勝訴すれば訴訟費用として相手方に負担を求めることができるものの、なぜ、一時的にでも数万円もの金を立て替えなければならないのだろうと疑問に感じました。

そこで考えて分かったのは、人は、他人と関わることには、それだけで責任が伴うということです。私の場合で言えば、その精神障害者の男を軽信し、名刺を渡し顔と名前を明らかにした時点で、責任が発生したのであり、その責任が数万円を立て替える程度で済むということはむしろ良心的、裁判制度の恩恵だということです。

プレカリアートユニオンについても、全く同じことがいえると思います。既に200万円を超える弁護士費用を支払っており、今さらユニオンの運営が健全化されたところで仮理事が就任したところで私には何のメリットもありませんが、それでも、関わった以上は責任があるわけで、組合員として最後までやる。
それが社会に対する誠実な態度であり、世間様への恩返しなのだと思います。
しっかりとやって参ります。

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