【AI×AI】ChatGPTに功夫(クンフー)を叩き込む!【ストーリー作成】
前回の記事「AIを使った俺の見たいカンフー映画」ですが、すべてChatGPTやAI画像生成を使って編集した架空の映画です。では、どのように作っていったのか、今回はChatGPTを使って、ストーリーを作るところから始めてみました。
【1】GPT、”すごい武器”を考えて…!
皆さんご存じのChatGPTは、無料でサービスを受けられるチャット型AI。こちらからメールアドレスを登録するだけで使えます。気軽に始めるにはお勧めのAIですね。
URL:https://openai.com/blog/chatgpt/
さて今回の「AIカンフー映画企画」は、このGPTさんを使おうというところから思いつきました。「アッと驚くような物語をつむぎ、絵を想像し、架空の映画を作ろう!」そう考えたのです。
自分は「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」のようなとんでもない映画(誉め言葉)が大好きで「そんな映画ができたらいいな…作りたいな…」と思っていたのでした。ですが……
【2】お行儀のよいAIに功夫を教える!
さて、ChatGPTでストーリーを考えます。古いカンフー映画、特徴的な武器、カルト映画…などの言葉で考えてもらいます。
すると、こんな感じで答えが返ってきます。「おお、早いな」と、思ってみると…タイトルは「龍爪の秘密」いいじゃない。
な……なんだか普通だ! 普通だぞGPT!!!
これじゃあ興収100億なんて、ねらえないぞ!(そんなカンフー映画はない)。
特に「カンフーの真の意味を理解するためには、仲間と力を合わせ…」みたいな部分。
あまりにも普っ通っ………! カルト映画だぞ。
というわけで、もっと「片腕カンフー」みたいに「無茶な」武器を考えてもらいたいので。再度考えてもらいます。
「主人公のリーは」とAIが書いた時点で文章が止まった…。
いくら指示しても止まるので、これはたぶん「アナーキー」って言葉が引っ掛かっているっぽい。
まったく、お上品なことですわね!
そんなわけでほかの言葉で実行します。
※自分で言うのもなんだけど、これ、けっこう雑な発注だな…※
するとこんな答えが! タイトルは「龍爪の逆襲」!
なんだかいけそうなので、大枠はこれでいくことにします。
特に「龍爪破壊刃」の下り、これ最高!
あと、魔法というところが気にいったよ! 良いぞChatGPT!
【3】さらに詳細を掘り下げるよ
たぶん、今一番使われているAIの能力が「内容をざっくりまとめる機能」ですよね。ニュースをまとめるとか、レポートをまとめるとか。要点を絞って短くする機能に特化してます。
そして、ChatGPTのあらすじ生成機能も「起承転結」の4段構成でお話をまとめてあるので、ここから手を加えやすい形になっています。ここはさすがAI、素晴らしいです。
でも、「あらすじ」なので詳細が詰められていません。どこが独創的なのか、どこが面白そうなのかを私が探して、「詳細」を詰める作業にうつります。
大きなところで言うと「テーマ」についてです。
主人公はなぜ敵に勝つことができたのか? それは武器だけの問題ではないはずです。なにがきっかけで勝利を得たのか。それを探るため、ChatGPTに「最後の決めセリフ」を考えてもらいました。
「考えるな、感じろ。」的なやつをひとつ頼むよ。(期待が重い)
すると、こんな解答が
長いっ!! 長いよGPT!!! あと、普通すぎてつまんないよ!
これじゃあ興収100億(以下略)。
……というか、まるで先生の説教です。決め台詞にも向いてません。
というわけで、ここからChatGPTとの長い会話が始まります。以下抜粋です。
もうちょっとかな~
あとひといき!
できた、これにしよう! 決めセリフは「心を開放せよ」だ!
という感じで、記事の見出しに「心を開放せよ」と入れて作り始めました。こうやって言葉を探していく作業は、なかなかに楽しいです。
でもこれ、今見返してみると嫌な上司との会話みたいだな。「なぜそうなんだ」を続けて言われると「知ったことかよ!」と言いたくなる自分…。
【お次は画像生成!】次回に続きます!
次回は「映画のキャッチイメージ」から映画の内容を詰めていくところを記事にしたいと思います。実は絵を作っている時間が一番長かったのと、絵によって内容がどんどん変わっていったんです。
ではまた!
※下は今回のキャッチ用にAIで作ったロゴ。全体がうまいこと横長にならなかったのだけどかわいいので気に入っている。これも30分くらい試して、ロゴを入れて完成です。AIってすげえなあ。