プーチカ

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最近の記事

優しかった英会話の先生

私は英語が苦手だ。 大学の時、一年生の必須科目である英語Ⅰを卒業試験まで引っ張ったくらいだ。奇跡的に合格し無事卒業ができたものの卒業後も時々「わー!ダメだった!落とした!留年だ!」という悪夢を見たくらい私にとって英語というもは苦手意識が強い。 こんなに英語が苦手なのに何故だか英語が話せるようになりたくて仕方ない思いはずーっと抱えたままいい年になってしまった。 もしやり直せるなら英語をちゃんと勉強してホテル業界に就職したかったというちょっとした後悔もあった。 そんな私が40

    • 推し活の気持ち

      大好きな俳優、奥野瑛太様主演の「心平、」が上映となり初日に観に行ってきた。 映画の上映だけでも楽しみだったのに上映後に舞台挨拶があって私はこの日に合わせて仕事の休みを取っていた。前回の時は舞台挨拶の日に申請が間に合わず映画鑑賞のみだった。瑛太様と同じ建物の中にいるっていうだけでドキドキが止まらない。 瑛太様って本当にすごいよなー。 役で全然違う人になる。 本当にその人になる。 見入ってしまう。 そして映画やドラマの中から現実に戻った時、頑張ろうって思わせてくれる。 上映が

      • 思考とか潜在意識とか

        最近YouTubeで思考が現実を作り出す話しにハマっている。 少し前までは潜在意識なんて無い無いって言う、これまでの潜在意識とか顕在意識とか、私が知り得る情報が本当は無かったの⁈と思わせるYouTubeを「へ〜」「ほ〜」と夢中になって見ていたが「理解はしているけど現実が変わりません」という質問を受ける動画をいくつか見ているうちに急に興味が無くなってしまったのだ。この人達、こんなに信じてるのに現実が変わらないと質問している。私には難しいんじゃないか。 そんな思いがふつふつ湧

        • 自分を信じ自分を守る

          自分に自信が無かった。 自己肯定感が低過ぎて周りの人から 「何でそんなに自信無いの?」って聞かれるほど自分はダメの塊だった。 20代最後の年。 会社の事務員として働いていた。同じ制服を着た周りの女性達が何とも華やかで、かつ仕事ができるように私の目には映っていた。 彼女達は他の課の人達とも和気あいあいと仲が良く楽しそう。 そんなある日、会社の飲み会に誘われた。 皆んな賑やかに楽しそうで会話も弾んでいる。 私は初めて口にしたマッコリをテンションを上げるべく、グビグビ飲み干し

          虫嫌いな私とかまきりのかまちゃんとの約束

          虫が大の大の苦手な私がカマキリと濃ゆい時間を過ごした思い出のお話。 それは世の中が未知のウイルスに混乱を起こしていた頃。 私が働いている職場は空港に近い事もあり、もろに影響を受け大混乱。 毎日毎日、これが現実なのかと受け入れられない状況の中、必死に業務にあたっていたけれど、それもまた突然に「休業」を言い渡され緊迫の日々から一転、おこもり生活となった。 緊迫感とマスクと消毒から解放されたおこもり生活のある日、ベランダに出た私は心の中で「ひぃぃぃっ」と叫びのけぞる。 ベラン

          虫嫌いな私とかまきりのかまちゃんとの約束

          まだ楽しめるんだ私

          50も過ぎて早4年。 体力も気力も衰え現在の職場では最年長。 若いスタッフ達の謎の感覚に同じ人間でもここまで思考が違うのかと疲れが抜けない自分が、もはや場違いにそこに存在しているようで辛い。 若い頃は成功者という言葉に憧れときめき、夢や希望に満ちていたけれど成功なんて全くご縁のない現実に最近では、もうこのまま終わるんだな私の人生なんて惰性で生きているような毎日だった。 そんな時、もう何年前だろう? 昔勤めていた会社の元同僚から皆んなでランチしない?と連絡がきて、すでに定

          まだ楽しめるんだ私

          コロナになって感じた自分の身体へのリスペクト

          発熱した。 最初は鼻の奥と喉の境目あたりが痛はれぼったくなって冬の風邪のひき始めみたいな感じだった。 頭痛知らずの私が人の喋り声がヤケに頭に響いて うるさ過ぎて頭痛いなって思ってたけど今思えば発熱の前兆だった。 ちょっと熱が出たけど全然動けるしなーと思っていたら夜になりぐーんと熱が上がっている。 その日は頭を冷やして解熱剤を飲んで寝たけれど熱にうなされながら仕事の夢ばかり見ていた。 目が覚める度に検温して最高で39.8℃まで上がった。 コロナのワクチンを打った時の副反応

          コロナになって感じた自分の身体へのリスペクト

          夢の話☆時空を越える

          皆さんは夢の中で時空を越えた事ってありますか? 今でこそパラレルワールドとかってよく聞くようになったけど、これは私が夢の中で暗闇の中を光のような速さでブォーっと移動し、目を開けるとそこは全然知らない所で下手すると時代まで違う事がある。 そんな時空を越える夢のお話し。 真っ暗な中をブォーっと右に移動して行く。 あまりの速さに息を止め目をギュッとつぶり脳や内臓が必死についてきてる感じ。正に絶叫系ジェットコースター。 移動が止まって目を開けると、そこは丸太の木でできたログハウス

          夢の話☆時空を越える

          夢の話☆白い髭のおじぃさん

          皆さんは夢を見ますか? 私も私の家族もとてもリアルな夢を見るので、これが普通だと思っていたら「そんな夢見ないよ。見ても忘れちゃうし」 「寝てる間もどっかに行ってるから寝ても疲れが取れないんだよ」 そんな反応が返ってきてこれは普通じゃなかったのかと大人になってから知ったのでした。 そんな私が3年前の新月の夜に見た夢のお話し。 そこはどこの星なのか周りは宇宙みたいな暗い空間で駅のホームしかなくて、いるのは私だけ。 どうしても、その列車に乗らなければ、もうそこには行く事はでき

          夢の話☆白い髭のおじぃさん

          猫が来た☆あおの心の変化

          娘が猫の翻訳アプリを使ってあおの心の悲しみを理解してからというもの、あおに少しずつ変化が見られるようになった。 ベタベタにくっついてくるし「アオンアオン」の雄叫びタイムが短くなってきているという。 明らかに今までの雰囲気とは違う。 何より、あおから醸し出される安心感が娘から送られてくる写メからも 伝わってきて、なんとも愛おしい。 娘は人に話すようにあおに話しかけ、時には泣き、あおの気持ちに寄り添い、あおにカウンセリングをしている。 何時間も続くあの野太い声のアオンアオン

          猫が来た☆あおの心の変化

          猫が来た☆心を閉ざした、あおの気持ち

          猫、猫と言ってたけど猫には娘がつけた名前があって「あお」という。 あおい空、あおい海の「あお」。 ホームステイ先の友人宅で試した猫が落ち着く成分が出る拡散器は友人宅の猫達には敵面だった。 あおも心なしかいつもよりおとなしいという事でこれはいけるね!と ホームステイを終了し娘の所に帰ったあお。 だがしかし またその夜から「アオアオ」の雄叫びは始まった。 偶然とはいえ自分の名前を雄叫ぶあお。 娘が録音した雄叫びを友人に聞かせたら 「何この声⁉︎ウチではさすがにこんな声では鳴か

          猫が来た☆心を閉ざした、あおの気持ち

          猫のぴーちゃん

          娘の所に猫を送り届け家に帰ると息子がソファで寝ていた。 しばらくして目覚めソファに座った息子の目は真っ赤に泣きはらし、ポロポロ涙がこぼれる。 「どうしたの⁉︎悲しい夢でも見たの⁉︎」 びっくりして聞く私。 「ピチコが生き返る夢を見た」 それは泣くよね。 ママだって、そんな夢見たら泣いちゃうよ。 ピチコとは1年前に虹の橋を渡った大事な大事なウチの猫。 「ピチコが生き返って、ねぇねに向かってワーッて走って行って膝の上にドンって飛び付いて、ねぇねが(いてーっ)って叫んで

          猫のぴーちゃん

          猫が来た☆ホームステイ終了

          動物病院で紹介された猫の気持ちが落ち着く成分拡散器を始めた日の深夜、「誰かいる〜?」的な人恋し鳴きを一度した以外はおとなしく、友人宅の 猫達まで落ち着いていると友人から聞き「良かった~」と心の底から思ってホームステイを終えることにした。 友人宅に猫を引き取りに行き、その足で娘のマンションに送り届け2週間 ぶりの再会。どんな反応をするのかと思いきや猫が拗ねている。 ベッドの下に潜り込んた猫を娘が呼ぶと腹ペタ座りの姿勢のまま一歩前に進んではプィと横を向き、また呼ぶと一歩前に進

          猫が来た☆ホームステイ終了

          猫が来た☆猫、病院へ行く

          猫が友人の所にホームステイに行って1週間が経った。 相変わらず夜鳴きしてるらしい。 でもありがたいのは友人の家が一軒家であること、お部屋に居候させてもらっている娘さんが猫がアオアオ始まっても気にせずグーグー寝てること。 ご主人に至っては幻の猫と化し、しばらくは一つ屋根の下にいるにもかかわらずウチの猫の存在にも気付いていなかったそうだ。 友人の家の猫達は成猫は鼻をツンツンしただけで我関せず。 チビ猫二匹は尻尾が爆発してるとケラケラ笑い「大丈夫、大丈夫」と言ってくれる友人に頼

          猫が来た☆猫、病院へ行く

          猫が来た☆猫、ホームステイへ

          結局、猫は娘の所へ来て以来、体格に見合った野太い声で夜鳴きを し続けた。 日中はベタベタの甘えんボーイなのに夜になると豹変する。 あの女性によると、猫はもともと飼猫だったらしい。 でも高齢になった飼主さんが施設に入る事になって捨てられてしまい餌場に来るようになったそうだ。 どれだけの期間、外猫生活を送っていたのだろう。 夜鳴きで全く睡眠が取れなくなった娘が心配になって娘と猫を 娘のマンションまで週末迎えに行き連れて帰る事にした。 その夜はとにかく娘の睡眠確保の為にドアを閉

          猫が来た☆猫、ホームステイへ

          猫が来た☆その後

          帰りの道中は不安でいっぱいだった。 「この子は一番人に慣れてて」と言っていた餌やりの女性が、あれだけ爪を立てられ逃げられているのを散々見てしまった。 連れて帰ったはいいけど娘に噛み付いたり引っ掻いたりしたらどうしよう。 私自身、昔お邪魔した家の猫にいきなり噛みつかれ引っ掻かれビックリするくらい裂けて外科処置を受けた事があるから尚更心配になる。 ところがそんな心配をよそに家に着くと猫はごろんと横たわり何の抵抗も しない。 毛は野生動物並みにゴワゴワに硬く汚れていたので水

          猫が来た☆その後