これまでの取り組み:2022年度を終えて
本日は2022年度までに行った取り組みを整理してみました。なぜこんなことをするか、というのは過去に書いた時と概ね変わらず。
早速ですが、①論文、②学会発表、③書籍分担執筆、④総説、⑤講演・シンポジウム・座長の順に整理して、最後に⑦2022年度に担当した研修会・セミナーを紹介します。
論文
Saka M, Yamauchi H, Yoshioka T, Hamada H, Gamada K. Scapular Kinematics During Late Cocking of a Simulated Throwing Activity in Baseball Players With Shoulder Injury: A Cross-Sectional Study Using a 3D-to-2D Registration Technique. J Sport Rehabil. 2015 May;24(2):91-8. Epub 2015/05/23.
Saka M, Yamauchi H, Yoshioka T, Hamada H, Gamada K. Conventional Humeral Retroversion Measurements Using Computed Tomography Slices or Ultrasound Images Are Not Correlated With the 3-Dimensional Humeral Retroversion Angle. Orthop J Sports Med. 2015 Mar;3(3):2325967115573701. Epub 2015/12/15.
Saka M, Yamauchi H, Hoshi K, Yoshioka T, Hamada H, Gamada K. Reliability and validity in measurement of true humeral retroversion by a three-dimensional cylinder fitting method. J Shoulder Elbow Surg. 2015 May;24(5):809-13. Epub 2014/12/03.
Kobayashi T, Saka M, Suzuki E, Yamazaki N, Suzukawa M, Akaike A, et al. In vivo kinematics of the talocrural and subtalar joints during weightbearing ankle rotation in chronic ankle instability. Foot Ankle Spec. 2014 Feb;7(1):13-9. Epub 2013/12/18.
Kobayashi T, Saka M, Suzuki E, Yamazaki N, Suzukawa M, Akaike A, et al. The effects of a semi-rigid brace or taping on talocrural and subtalar kinematics in chronic ankle instability. Foot Ankle Spec. 2014 Dec;7(6):471-7. Epub 2014/07/24.
吉田健太, 小林匠, 窪田智史, 坂雅之, 蒲田和芳. 足関節背屈位動揺性の存在率とその改善を目的とした足関節内旋エクササイズの意義. ヘルスプロモーション理学療法研究. 2013;2(4):175-82.
山内弘喜, 坂雅之, 宮路剛史, 蒲田和芳. 肩甲骨臼蓋および上腕骨頭における座標系埋没法の検者内および検者間信頼性. 医療工学. 2012;6:19-24.
学会発表
坂雅之, 相馬章吾. 健常成人男性における肩関節回旋に伴う棘下筋の羽状角変化と肩関節可動域の関係. 第9回日本スポーツ理学療法学会学術大会; 東京2022.
坂雅之, 相馬章吾. 肩関節外旋に伴う棘下筋の羽状角・筋厚変化と可動域・筋力の関係. 第19回日本肩の運動機能研究会; 横浜2022.
Saka M, Sato Y, Matsushita K, Akiyama D, Nakai D. Bone Morphology of the Capitellum and Radial Head in Youth Baseball Players with Capitellar Osteochondritis Dissecans and its Relationships to Elbow Range of Motion. International Congress of Shoulder and Elbow Therapists; Jeju2016.
坂雅之, 伊藤博志, 蒲田和芳. 肩関節外転に伴う三角筋後部の位置変化と内旋・水平内転可動域制限の関連性. 日本理学療法学術大会; 東京2015.
坂雅之, 花田謙司, 蒲田和芳. 3D-MRIモデルを用いた肩関節挙上に伴う三角筋後部の運動分析. JOSKAS; 広島2014.
Saka M, Yamauchi H, Yoshioka T, Hamada H, Gamada K. No Side-to-Side Difference in Humeral Retroversion in Baseball Players with Shoulder Disorders Using a True Three-Dimensional Measurement Technique: Validation and Comparison. American Orthopaedic Society for Sports Medicine; Seattle2014.
Saka M, Gamada K. The Relationships between posterior shoulder tightness and humeral head positions in collagiate baseball players: A pilot study using 3D-MRI technique. Orthopaedic Research Society; San Antonio2013.
坂雅之, 山内弘喜, 吉岡徹, 濱田英敏, 蒲田和芳. 投球を想定した肩関節回旋動作中の3次元肩甲骨運動. 肩の運動機能研究会; 東京2012.
Saka M, Yamauchi H, Yoshioka T, Gamada K. Scapular position and orientation in symptomatic throwing shoulders: A cross-sectional study using 3D-to-2D registration technique. Orthopaedic Research Society; San Francisco2012.
Saka M, Yamauchi H, Yoshioka T, Murata Y, Gamada K, Banks S. In vivo scapular kinematics during a simulated cocking motion in throwers: A pilot study using a 3D-to-2D registration technique. Orthopaedic Research Society; Long Beach2011.
書籍分担執筆・翻訳
坂雅之. 肘. In: 坂雅之, 大路駿介, editors. 臨床の疑問に答える軟部組織の障害と理学療法 解剖と病態の理解に基づく評価と治療: 羊土社; 2023. p. 82-112.
坂雅之. 動きすぎる 腕を後ろに引くのが怖い(肩関節前方不安定性)肩関節唇損傷 徒手療法で治す. In: 小林匠, editor. 根拠ある治療の選択肢が増える! 運動器障害の多角的アプローチ 典型症例から学ぶ運動療法・徒手療法・物理療法・装具療法の実践: メジカルビュー; 2023. p. 92-7.
坂雅之. 肩甲胸郭関節のバイオメカニクス. In: 金岡恒治, 小林匠, 蒲田和芳, editors. オーバーヘッドスポーツの肩関節疾患治療の科学的基礎: 株式会社ともあ; 2023.
坂雅之, 鈴木彩加. 肩関節. In: 寒川美奈, 三木貴弘, editors. 卒後5年までにマスターすべき運動器障害理学療法 基礎から実践まで 上肢・頸部: メジカルビュー; 2022. p. 83-138.
坂雅之. 腱板疎部・関節上腕靱帯の病変(投球障害肩について)ーメディカルリハビリテーションー. In: 岩本航, editor. 肩のスポーツリハビリテーション: 日本医事新報社; 2022. p. xx-xx.
坂雅之. 半月板・関節唇ー基礎科学,病態と回復過程ー. In: 熊井司, 片寄正樹, editors. 軟部組織損傷・障害の病態とリハビリテーションー組織特性に基づくアプローチ法の構築ー: メジカルビュー; 2021. p. 308-41.
坂雅之. 肩関節・肘関節. In: 松村将司, 三木貴弘, editors. 適切な判断を導くための整形外科徒手検査法ーエビデンスに基づく評価精度と検査のポイント: メジカルビュー; 2020. p. 113-75.
坂雅之. 投球動作の不良. In: 村木孝行, 甲斐義浩, editors. 肩関節理学療法マネジメント: メジカルビュー; 2019. p. 156-85.
坂雅之. 手術治療とリハビリテーションプロトコル. In: 加賀谷善教, 鶴池柾叡, editors. スポーツ障害「肩」の治療ー評価からリハビリテーション,競技復帰までー: ナップ; 2018. p. 123-42.
坂雅之. 下腿疲労骨折. In: 福林徹, 蒲田和芳, editors. 下肢のスポーツ疾患治療の科学的基礎:筋・腱・骨・骨膜: ナップ; 2015. p. 91-104.
総説
坂雅之, 村木孝行. 凍結肩患者の疼痛・関節可動域・機能に対する徒手療法の有効性. 徒手理学療法. 2023;23(1):51-8.
坂雅之. 腱板断裂患者に対する理学療法:上腕骨頭異常運動の修正に焦点を当てた評価と治療. 理学療法京都. 2023;52.
坂雅之. 動きを評価し、仮説を検証する. スポーツメディスン. 2021;33(5):2-5.
坂雅之. 肩に関する最近の研究トピックと臨床での心構え. トレーニング・ジャーナル. 2018;40(9):24-9.
講演・シンポジウム・座長
坂雅之. 投球肘障害からの競技復帰に必要な理学療法評価. 第9回日本運動器理学療法学会学術大会 ミニシンポジウム1; Web開催2021.
坂雅之. 腱板断裂に対する科学的根拠に基づく理学療法. 公益社団法人 静岡県理学療法士会 運動器専門部会 研修会; 浜松市リハビリテーション病院2020.
坂雅之(座長). ショートトーク18:運動解析・肩人工関節. 第15回肩の運動機能研究会; 大阪2018.
坂雅之(座長). ポスター:基礎・運動解析. 第14回肩の運動機能研究会; 東京2017.
坂雅之(座長). ショートトーク:腱板断裂1. 第13回肩の運動機能研究会; 広島2016.
2022年度研修会・セミナー
肩関節に対する整形外科徒手検査法ー凍結肩,青梅ヘルスラボ, (オンライン), 2022年4月10日
肩関節に対する整形外科徒手検査法ー肩関節不安定症,青梅ヘルスラボ, (オンライン), 2022年4月24日
肩関節に対する整形外科徒手検査法ー腱板損傷,青梅ヘルスラボ, (オンライン), 2022年5月10日
腱板損傷に対する保存療法,ぜんしん整形外科,(対面),2022年5月17日
投球障害肩の病態と理学療法,スポーツパフォーマンス,(オンライン),2022年5月28日
肩関節障害の全体像,Spine care,(オンライン),2022年6月19日
腱板損傷の病態評価,Spine care,(オンライン),2022年7月10日
腱板損傷に対する治療,Spine care,(オンライン),2022年7月31日
凍結肩に対する理学療法,リハテックリンクス(オンライン),2022年8月26日
インターナルインピンジメントの病態と競技復帰に向けたリハビリテーション,encounter×C-I Baseball,(オンライン),2022年9月17日
腱板断裂に対する理学療法,リハテックリンクス(オンライン),2022年9月30日
不安定症に対する理学療法,リハテックリンクス(オンライン),2022年11月25日
腱板損傷患者に対する理学療法,京都府理学療法士協会生涯学習部,(対面),2022年11月27日
腱板修復術後の理学療法,亀田総合病院,(対面),2023年1月16日
2023年度の予定
新年度も学会発表、書籍分担執筆、研修会の予定などが少しずつ進んでおります。
なかでも一番楽しみなのはICSES&ICSETです。私はe-posterでの発表ではありますが、豪華な委員会メンバーと発表者、開催地のローマという魅力に惹かれるまま現地参加での登録を完了いたしました!現地参加される方々との交流が今から楽しみです。
そして4月に発刊された書籍、執筆者の先生方のお陰で素晴らしい内容に仕上がりました!こちらに関連する内容について、音声配信やセミナー等の企画を進めております。試し読みも公開されていますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。
最後に告知です。こちらのセミナー、つい最近申し込み開始となりましたので情報を共有します。投球障害に興味のある方、ぜひ参加をご検討ください。
5月に入り、2023年の1/3が既に終わってしまったことに衝撃を受けておりますが。。
2023年度はまだ1/12しか終わってない!という謎のプラス思考に切り替えていきたいと思います。
新年度も皆さまと交流できる機会を楽しみにしております!