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今年のオーケストラ・指揮者紹介

本日は、2024特級ファイナルにてファイナリストと共演してくださる指揮者とオーケストラをご紹介いたします。

今年は指揮者・角田 鋼亮先生、東京フィルハーモニー交響楽団様に、ファイナリスト4名の、この夏最後の大舞台を共に飾っていただきます。


プロフィール (敬称略)

指揮者 : 角田 鋼亮

セントラル愛知交響楽団常任指揮者。いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。
東京芸術大学大学院指揮科修士課程並びにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2002年、安宅賞受賞。2006年、第3回ドイツ全音楽大学・指揮コンクールで最高位を獲得。2008年、カラヤン生誕100周年記念の第4回ドイツ全音楽大学指揮コンクール第2位入賞。2010年、第3回マーラー指揮コンクールにおいて最終の6人に残った。これまでに、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ブランデンブルグ交響楽団、上海歌劇院管弦楽団、札幌交響楽団、山形交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、広島交響楽団、九州交響楽団などと共演している。2016-2020年大阪フィルハーモニー交響楽団指揮者、2018-2022年仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者を歴任。2016年「第11回名古屋ペンクラブ音楽賞」、2020年「令和元年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞」「名古屋市立文化振興事業団第36回芸術創造賞」を受賞。セントラル愛知交響楽団とのCD【ラフマニノフ交響曲第2番&モシュコフスキ組曲「諸国から」】【エルガー:エニグマ変奏曲】をオクタヴィア・レコードよりリリースしている。
公式Twitter : @KosukeTsunoda
公式HP : https://www.kosuketsunoda.com/ 

角田鋼亮公式HPより

オーケストラ : 東京フィルハーモニー交響楽団

©上野隆文

1911年に創立された日本で最も古いオーケストラで、約160名のメンバーを擁し、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を持つ。
名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを迎えている。
Bunkamuraオーチャードホールや東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や、クラシック音楽を広く普及させるための様々な自主公演の他、新国立劇場でのオペラ・バレエ演奏や様々な放送演奏などを通して、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。また、海外公演も盛んに行っており、今年は5月にチョン・ミョンフン指揮のもと韓国3都市4公演でのツアーを行い国内外の注目を集めた。
昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞の他多数の賞を受賞。2024年6月には「第1000回定期演奏会」を迎える。
公式HP : https://www.tpo.or.jp/ 

東京フィルハーモニー交響楽団公式HPより

指揮の角田 鋼亮先生からのコメント

皆さん、こんにちは。今回初めて特級ファイナルの指揮をさせて頂きます角田鋼亮です。初めてとは申し上げても、これまでのコンサートは客席から、あるいはYoutubeでも見聴きした事がありましたので、勝手ながら親近感を持っておりました。ピティナの素晴らしい歴史の詰まった指揮台に立たせて頂ける事をとても光栄に思っております。

こういった場での一番の喜びは、若い才能と出会える事や新しい感性に霊感を頂く事です。そしてまた、その後再び共演させて頂く時に、その方の変化や成長ぶりを感じる事は何より嬉しいものです。今回もどんなソリストとの出会いがあるのか、心から楽しみにしています。

さて、協奏曲のソリストには多くの役割が求められます。例えば、オーケストラを凌駕するパワーや、室内楽的な耳、素晴らしい音楽家集団とのコミュニケーション、リハーサルを冷静に分析する頭脳、自分が大事にしている事を貫く信念や、あるいは全体と協調、調和させるための柔軟性など様々あると思います。普段持っている自分自身の世界観よりも、もう二歩も三歩も大きく音楽を作る事、手と心だけでなく、目と耳と頭を広く使っていく事、その意識が大切でしょうか。

しかし、そういった「意識」や「能力」はいきなり身に付くものではないと思いますし、ましてや毎日自宅でオーケストラと練習できる環境などある訳もありません(その点では、指揮者もの同じなのですが)。そこで、できるだけ協奏曲が演奏される演奏会に足を運び、現場での感覚を想像する、シミュレーションする事がとても大事だと思います。許されれば、リハーサルなどにも立ち会えると良いですね。

ピアノ独奏であれば、ご自身の音楽を深めていく事が求められるかと思いますが、室内楽、オーケストラや指揮者との共演となれば、色々な価値観を知り、音楽の可能性の横幅を体感する事ができ、それがまた自分の音楽創りに還元されていくと思います。今回の演奏会が、そうした良い体験の場ともなるよう願っています。

と書きながらも、毎回私自身が一番ソリストの皆さんから色々なものを頂いているのですが。。。

それでは、演奏会を心待ちにしております。

角田 鋼亮

「音楽総合力UPセミナー2024」(7/10に開催)
大井剛史&角田鋼亮(指揮者)「指揮者×指揮者の対話」より

大井剛史先生(2021年度特級ファイナル指揮者)と角田鋼亮先生(2024年度特級ファイナル指揮者)による白熱したトークとなりました!

東京フィルハーモニー交響楽団さんからのコメント

東京フィルは2017年以降、7年ぶりに特級ファイナルのコンチェルトでご一緒させていただきます。
ここまでの厳しい予選を通過してきた皆さん。どんな方が、どの曲で出演さ
れるのか、今からワクワクと結果を待ち構えています。
オーケストラにとってコンペティションの協奏曲を演奏する喜びの一つは、若く素晴らしい才能を持ったピアニストの皆さんと(もしかすると)人生で初めて共演するオーケストラとして音楽をご一緒できること。そしてもう一つは、その後、演奏の現場でさらに成長した皆さんと再会できる可能性がとても高いことです。

皆さんが鍛え育んできた技術や音楽を本番の場で遺憾なく発揮できるよう、
この演奏を通じて得られるものが少しでも多くなるよう、そして若いみなさんがこれからも長く音楽を愛してくれるきっかけをたくさん掴むことができるように、オーケストラも日々精進しています。皆さんと音楽をご一緒できることを楽しみにしています!

東京フィルハーモニー交響楽団


ファイナルの舞台で演奏できるのはたった4名だけ。
どの曲が演奏されるかは、ファイナリストが決まるまでまだまだ分かりません。しかし、今年演奏される可能性がある曲は以下の記事からご覧いただけます。
4名とオーケストラによる白熱のコンチェルト4曲をぜひお楽しみに!


応援の気持ちを、ぜひお花に込めて贈りませんか?
今年のクラファンの応援もよろしくお願いいたします!

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◆2024クラウドファンディング概要
・支援募集期間:2024年7月4日(木)10時〜2024年8月23日(金)23時
・第一目標金額:180万円(第二目標:380万円/第三目標:600万円)
・実施形式:All or Nothing(終了日までに目標金額に到達しない場合は全額返金)
・URL:https://readyfor.jp/projects/ptna_tokkyu_2024
▼リターン一覧はこちらもご確認ください
2024ピティナ特級クラウドファンディング・リターン一覧 ****************************************

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