私の留学ライフin Malaysia ㉔ ダンスでシンガポールに行った話(前半)
これは去年の10月頃にあった出来事。
私の趣味はダンスで、日本では小学5年生からダンスを習っていた。高校生は部活と外部で毎日のように踊り狂い、大学ではダンスクラブにたまに行くくらい。これが私のダンスの歴史。
この話の発端はあるダンスの先生が、私のダンス動画をインスタで見つけてくれて、知り合いをつたって私に連絡をしてきてくれたところから始まる。私はその先生を一度だけ見かけたことがあるが、多分先生は覚えていない。
真夜中に長文のメッセージが送られてきたのを覚えている。内容は、インド人アーティストのワールドツアーシンガポール公演のバックダンサーの仕事。ツアーや日程、お金のことなど全てのことが記載されていた。最初私は真夜中に急に送られてきた文章にベットの上で「ん?なんだこれ」となったが、20人ほどのダンサーを集めているというので、私は「すぐにやります!」と返信し、練習に参加した。
そこにはマレーシアでダンサーとして活躍している子と学生が混ざっていて、中華系マレー系と様々な子がいた。4日間ほどの練習(1日6時間)と、シンガポールへのバス移動、リハーサル、本番、帰国と1週間ちょっとで終わった。しかし内容はとっても濃い物だった。
練習では10以上覚えなくてはならなかった。それに加えて繰返しが多い、似た曲調ばかりのインディアンソング。意味も理解できないのでかなり苦戦した。学校の授業や課題もあったので遅刻して練習に行ったり、練習から帰ってきてから課題をしたりと、それが大変だったのも思い出だ。初めましての子も多く、慣れない環境で気疲れもしていたと思う。
それでも練習途中におやつを食べに行ったり、終わった後にお寿司を食べに行ったり、19人の中で仲良い子が出てきたりして、日を重ねるごとに楽しさが増していた。そして本番への楽しみとワクワクを胸に練習をしていた。
後半へ続く→